消防設備

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  • 2020.10.29

地区音響ベル・発信機・設置基準・歩行・水平距離など

自動火災報知設備の地区音響ベルと発信機の設置基準について書いていきたいと思います。発信機は手動式の火災感知器で、人間が人為的に押すことで火災信号を火災受信機に伝達します。信号を受け取った火災受信機から地区音響装置へ電送しベルを鳴動させます。 地区音響ベルは火災感知器が作動したときに火災を在館者に知らせるために鳴動させる装置です。非ベルや地区ベルと言ったりします。これらの装置には明確な設置基準があり […]

  • 2020.10.26

自動火災報知設備・誤作動防止の蓄積機能について

自動火災報知設備には誤作動を防止するために蓄積機能というものがあります。この蓄積機能は火災感知器が熱や煙を感知してから、ベルを鳴らすまでに設定されたいわゆる貯めのことです。火災感知器から火災信号受信後、誤作動の可能性があるので、とりあえず一定期間保留にしておいて、信号が出たままの場合にベルやサイレンを鳴らそうという機能であります。 現行製品の場合、蓄積機能は火災受信機に設定されています。火災感知器 […]

  • 2020.10.26

非常ベルの鳴動方式/一斉鳴動と区分鳴動について【直上階鳴動とはどのようなものか】

自動火災報知設備が作動した際、非常ベル(地区音響装置)が鳴動します。鳴動方法については2種類あり『一斉鳴動』と『区分鳴動』があります。消防設備士4類の試験にも出てくるので要チェック項目であります。 一斉鳴動は、防火対象物に設置してある非常ベルが一斉に鳴る方式で、区分鳴動は、初期鳴動のエリア区分を限定し、一定時間が経過すると、全館一斉鳴動に切り替わる方式です。 区分鳴動では、火災信号を受信したエリア […]

  • 2020.10.13

A級誘導灯を設置する場合について【等級による有効距離】

誘導灯はグレードの高い順にA、B、C級があります。その他誘導灯には、客席誘導灯、階段通路誘導がありますが今回は通常の誘導灯をテーマとするため客席、階段通路の2つは除外します。 誘導灯の設置基準では、B級でなければならないという『等級指定の設置基準』はありません。B級以上の誘導灯が必要である、という場合にA級とB級が使用可能となります。AとBの違いは、表示面の寸法がAが大きく、表示面が明るくなります […]

  • 2020.10.10

消火栓ポンプ側の始動器と放水【ポンプ起動・フリッカー】

屋内消火栓設備は建物内部にポンプと消火栓箱間を専用配管で結び、火災が発生した際、直ちに消火活動が行えるようにするための消火設備です。 消火用水は水槽に貯められており、火災の際、消火栓ポンプにて、一気に吸い上げ消火活動を実施する消火栓へ水を送り込みます。 消火栓ポンプの起動は、消火栓始動器にて行われます。火災信号を受信した消火栓始動機が中継し、消火栓ポンプへ起動信号を送ります。この始動装置は、各消火 […]

  • 2020.10.08

火災感知器の設置基準について【梁の高さと感知区域の覚え方】

自動火災報知設備の火災感知器を設置する場合は感知区域についての決まり事があります。感知区域とは感知器が警戒できる区域の条件を言います。例えば、構造物の梁や垂れ壁があった場合、梁(はり)や垂れ壁の高さが基準値よりも大きい場合は、その区画が感知区域になり、区域外はまた別の感知区域になります。 感知区域は設置する火災感知器によって数値が異なっています。煙感知器の場合は梁下600ミリ、熱感知器の場合は梁下 […]

  • 2020.10.07

矢印つき避難口誘導灯【矢印付きパネルをつける場合について】

誘導灯は消防設備の避難設備に該当し、建物の在館者が安全に屋外に避難できるよう設置されている電気式の誘導標識です。避難口誘導灯は緑ベースにピクトグラムが描かれています。屋外への出入り口、直通階段の出入り口、避難口に通じる廊下や通路、防火扉の上部に設置されています。 避難口誘導灯は出入り口の頭上に設置され、避難口誘導灯を正面に見た場合、そのまま真っすぐの方向に避難口があります。まれに誘導灯の真下に避難 […]

  • 2020.09.24

物件のテナント内覧に来たけれど自動火災報知設備が未設置だったというケースについて

新規物件や居抜き物件の内覧で不動産屋さんに案内してもらうことになったとします。そのときに内装や設備工事を施工する業者さんが一緒についてきてくれれば良いのですが、なかなか難しかったりします。 物件を借りた後でよくあるのは、電気の容量が足りなかった、ガスの配管がない、自動火災報知設備などの消防設備が必要だけど設置されていない、本当は用途変更が必要だったなどです。 建築や設備関係に強い管理会社の管理物件 […]

  • 2020.09.18

自動火災報知設備の電話・使い方 発信機~受信機間の通話【P型1級・R型受信機】

今回は火災受信機の『電話』について書いていきます。電話機は火災受信機で『P型1級受信機』『R型受信機』に内蔵されている機能です。『P型2級受信機』には備えられておりません。 受信機の種類をざっくり説明すると P型1級受信機 比較的大きな物件に使用する P型2級受信機 5回線以下の小さい物件で使用する受信機 R型受信機 P型1級と同じような用途で使用する、P1の高性能版 P型のPは【Propriet […]

  • 2020.09.10

特定小規模施設用の自動火災報知設備で設置費用を安くする

自動火災報知設備をはじめとする消防設備の設置義務は、原則『用途』『面積』『収容人数』の3つの条件で決まります。その中でも、火災の危険性があり、被害が甚大になることが想定される用途では、面積に関係なく設置対象となる用途があります。自火報が面積に関係なく必要になる用途は下記のとおりです。 これらの用途は『面積に関係なく』自動火災報知設備の設置が義務になります。面積に関係がないのでどんなに小さい物件でも […]

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