自動火災報知設備

  • 2023.11.23

金属管を使って自動火災報知設備設置工事をやってみた【鉄筋コンクリート造の露出工事】

鉄筋コンクリート物件の自動火災報知設備設置工事と金属管露出工事 鉄筋コンクリート物件に自動火災報知設備を設置する際の主な課題は、建物の内部に配線を埋め込むことにあります。配線が露出すると、建物の美観に影響を与え、デザイン性を損なう可能性があります。 しかし、配線を埋め込むことが不可能な場合、露出工事にて配線を引くことになります。この露出配線の選択肢としては「プラスチックモール」、「MKダクト」、「 […]

火災受信機の断線エラーで終端抵抗を入れても改善されないときは抵抗値をチェック

自動火災報知設備断線エラーはまず終端抵抗をチェック 自動火災報知設備の火災受信機のエラーで断線があります。断線は火災感知器回路のどこかが切れてしまっているときに起こります。断線は感知器回路の終端に抵抗や、終端器を設置する方法や、火災感知器内部のロムに情報を埋め込む方法があります。今回は前者の終端抵抗についての内容で書いていきます。 火災感知器回路の説明 火災感知器の回路は、火災受信機から総合盤を経 […]

  • 2023.05.11

デザイナーズ物件に自動火災報知設備を設置してみた2【新規取り付け工事】

デザイナーズ物件の自動火災報知設備の新設工事 有難いことに新しいお客様より自動火災報知設備の新規工事のご発注を頂きました。誠にありがとうございます。今回の物件は東京都某所のデザイナーズ築浅物件です。きれいに仕上げるよう気合をいれて施工させていただきました。 設置の経緯は、共同住宅仕様の物件ですが 3階以上に民泊、旅館施設として使用する場合は特定一階段等防火対象物に該当してしまうことから今回の設置に […]

火災予防条例による自動火災報知設備の付加設置基準に注意!

火災予防条例による自動火災報知設備の付加設置基準について 自動火災報知設備の設置基準は消防法施行令第21条により規定されています。設置基準については基本的に「用途」×「面積」で義務になるか否かが決定します。この基準は法令によるもののため日本全国の建物について適用されます。 ここで安心するのは少し早いです。都道府県及び市区町村は議会の議決に基づき条例を制定することができます。この条例には当然に消防設 […]

  • 2019.09.30

火災受信機の警戒区域をまとめられる要件【警戒区域面積の設定について】

自火報の警戒場区域をまとめるには 原則は1フロア1回線です 自動火災報知設備を新規に設置する場合はまず、警戒区域の設定を行い火災受信機の回線数を決めることから始まります。設置する対象物がエレベーター付き、300㎡の5階建て、と仮定すると通常「P型1級10回線」を使用することになります。警戒区域を割り振ると以下になります。 警戒番号 警戒区域名 床面積 ① 1 階 60㎡ ② 2 階 60㎡ ③ 3 […]

  • 2019.09.24

台風による自動火災報知機誤作動原因【気圧の変化と横なぐりの雨】

台風と自火報の誤作動 自動火災報知設備の誤作動の原因の1つに台風の到来が原因で誤作動を起こすことがあります。その原因は主に2つあり「気圧変化」と「横殴りの雨」です。今回は台風と誤作動の原因について具体的に書いていきます。 台風による誤作動発生の原因 台風と火災報知器の関係   台風による火災報知器の誤作動原因 気圧の変化 横殴りの雨が機器類にかかる 原因 作動する感知器は「差動式スポット […]

  • 2019.05.31

既存の建物に自動火災報知設備を新規に設置してみた!【費用と相場、施工内容について】

今回のミッションは鉄骨3階建ての既存建物に自動火災報知設備を新規に取り付けるという作業になります。 弊社は年間数多くの消防設備新設設置工事、既設改修工事を請け負っております。その中でも特に多い設備が自動火災報知設備になります。 火災報知器は数ある消防設備の中でも設置義務にかかる場合が多く、間仕切り変更による移設や増設工事が発生することが多々あります。 今回のご依頼は「特定一階段防火対象物に該当し消 […]