どのような根拠で届出と消防検査が必要になるか? 消防設備を設置したときは、総務省令で定めることにより消防庁または消防署長に届出て検査を受けなければならないという決まりになっています。この決まりは「消防法第17条の3の2」に記載されており、守らなければならない義務となっています。消防法は国会で定められたものであり、法の内容を改正することが容易ではないため、細かい事項についての決まりは「総務省令」で定 […]
共有不動産に自動火災報知設備を設置してきました。共有不動産は所有権が単独となっていないもので、所有権者が2人以上いる場合をいいます。ビルの名称が〇〇共同ビルという名称になっている場合は共有不動産となっている確率が高いです。 我々は主にビルオーナーからの依頼を受けて建物に「自動火災報知設備」「非常放送設備」「誘導灯」「消火器」などの消防設備を設置しており、ビル所有者が何人もいる共有ビルの場合はなかな […]
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壁・天井ボードがほぼない物件への自火報新規設置工事 有り難いことに2024年-2025年シーズンも快調に自動火災報知の既存新規取り付け工事を受注し続けております。今回の物件は「壁天井がほぼコンクリート打ちっぱなし」物件です。このような防火対象物への消防設備工事はスケルトン店舗の消防設備工事以外受注したことがなく、また新規に自火報を設置するのは正直初めての経験です。 建物はほぼ新築物件で延べ面積が5 […]
一動作式避難器具(緩降機 かんこうき)の設置工事依頼をうけ設置してきました。緩降機は着用具を体に巻き付け、避難する階に設置した専用のアームを展開し、ロープでぶら下がるような格好で避難する避難器具です。この避難器具は、避難器具の特性上体にガッチリと装着すため、転落の恐れがある避難はしごよりも安全に避難階に到達することが可能といえます。 一動作式が必要になる要件は、特定一階段等防火対象物に使用する場合 […]
みなさんはホテルや旅館に到着したらまずどのようなアクションをとるでしょうか?素敵な部屋に心ときめかせたり、窓外に広がる壮大な景観に鳥肌を立てているかもしれません。 私はそのような施設になかなか泊まる機会がないビジネスホテル専のためか、真っ先に「避難経路」を確認してしまいます。居室から誘導灯をたどって避難階段までのルートをすべて確認します。 民泊施設は避難経路が1系統ということもある 6階層以上ある […]
公表制度とは、消防法令違反が改善されない場合、その建物の違反状況を広く公に周知させる制度です。違反物件を公表することにより建物維持義務者に対して消防法令遵守を心理的に促すことが目的の一つです。 周知方法は各消防本部のホームページ等で簡単に確認でき、是正が確認できた場合はその公表された事実事項を削除する手続きが取られます。 総務省消防庁のサイトに「違反公表制度実施消防本部ホームページリンク集」があり […]
配線関連で言う絶縁とは配線内部の内部の伝導体(銅)が絶縁物(被覆)によってしっかり守られている状態をいいます。その反対は「漏電」です。 漏電を簡単に説明すると、配線被覆が何らかの理由で損傷し、内部の銅線が剥き出しになり建物の何処かの伝導体(金属部分)に触れ電気が逃げていくことをいいます。 もし自動火災報知機の回路電圧から電気が漏れてしまった場合は火災感知器が適切に作動しなくなります。火災報知器回路 […]
自動火災報知設備の検査要領に「回路導通試験」という項目があります。これは自火報工事が完了した後の消防検査で、管轄消防署が現場にやってきてチェックする項目の1つです。 この試験については国家資格である「消防設備士4類」に出題される項目でもあります。参考書を見ても今ひとつ理解でないという方に少しでもわかりやすく説明していきたいと思います。 回路導通機能は感知器回路の断線を確認できる機能 感知器のL線- […]
時には火災受信機を防火対象物に2台以上設置することがあります。この場合では各々の火災受信機間を結ぶ通話装置を設け、いずれの受信機から地区音響装置を確実に鳴らせることが求められます。 あまり想像つかないと思いますが受信機が2台以上設置されるケースは以下のような場合に起こります。 例えば、はじめに建物が立っており、増築をしたが既存の火災受信機に警戒できる空き回線がなかった場合です。このような時は、増築 […]