お手持ちの不動産で消防設備点検や防火対象物点検を定期的に実施されている方、または今後実施するという方などがいらっしゃると思います。
「今の業者がよくやってくれて満足している」であればよいのですが、その逆をおっしゃるオーナーさんにお会いすることがあります。
定期点検業務を依頼している業者さんがいて、緊急対応や改修になるとなかなか来てもらえないとの理由で当サイトを見て連絡をいただくことがあります。
サービス内容と金額について聞いてみると、緊急対応やその他のサービスを付加しても問題なく行える位の金額で驚くことがあります。
消防設備点検の種類と消防署報告義務
消防設備点検は6ヶ月に1回「機器点検」/6ヶ月に1回「総合点検」を行うことになっています。点検実施後に各試験内容を記載した報告書を作成し、定期的に消防署へ提出することが義務付けられています。報告頻度は物件よって異なり、「特定用途物件は1年に1回」/「非特定用途物件は3年に1回」報告書を届け出る必要があります。※用途についての詳細は表の下にリンクを貼っております。
消防設備点検 | 点検義務 | 消防署報告義務 |
「特定用途」 劇場・集会場・飲食店 ホテル・病院等 |
6ヶ月に1回 | 1年に1回 |
「非特定用途」 共同住宅・学校 図書館・銭湯 倉庫・事務所等 |
6ヶ月に1回 | 3年に1回 |
各用途についての詳細は「令別表第一」をご参照願います。
消防点検費用について
そもそも何を根拠に消防設備点検の価格が決まるかというと、我々の業界には昔から「算定基準表」というものがあり、感知器、押し釦、ベル、消火器、消火栓、スプリンクラーに単価が設定されており、その個数を足していった合計が点検価格となっていました。
ところが、価格競争により算定基準が崩れ、基準価格の30%引、50%、70パーセン引きと、ものすごい金額を出してくる業者も現れてきました。結局のところ基準価格からの算出よりも「作業員単価×人数×時間」+「その他サービス」といった金額設定になっています。
もし金額が格安という場合は、作業員が複数人必要なところ1人で点検を行っているなどが考えられます。安全に点検を完了させるにはどうしてもそれなりに費用がかかってしまいます。高すぎるのはよくありませんが、安すぎるには理由があるのです。
東京・近隣県 【点検基本料金】 |
~1,000㎡ | ~2,000㎡ | ~3,000㎡ | |
設 |
消火器 非常警報 誘導灯 避難器具 |
25,000円~50,000円程 |
35,000円~ |
50,000円~ |
消火器 自火報 誘導灯 避難器具 連結送水管 |
35,000円~ |
40,000円~ |
60,000円~ | |
上記以外は条件により異なりますのでお問い合わせお願いします |
上記金額は参考価格です。詳細につきましてはお問い合わせのほどよろしくお願いいたします。
東京・近隣県 | ご近所 | 一般料金 |
1権限につき | 20,000円~ | 25,000円~ |
複数権限 | お問い合わせください | お問い合わせください |
防火対象物点検は面積や用途により金額が異なります。消防設備点検と同時、又は複数権限を一括して点検できれば更にお得になります。
サービスの内容で価格が変わる?
業者や見積金額によって当然にサービス内容は異なります。単純に点検業務のみであれば多少の差異はあったとしても大きくブレることは多くはないでしょう。もしその差が開いてしまった場合下記のような理由が考えられます。
- 緊急対応費は無料かどうか
- 調査や見積もりは無料かどうか
- 点検時に軽微な改修を行うかどうか
- 点検不良に関わる改修工事が自前で可能かどうか
- その他、他社にはないサービスがあるかどうか
上記リストをサービス内容に含めいている業者は、相見積を比較した際に高いと感じることになるでしょう。安い業者は初期に見えている金額は格安ですが何か起こる度に課金されていくことがあるので、事前にしっかりと確認することが大切です。
消防設備点検価格を安くする方法
消防設備点検価格は会社により異る場合があります。その理由は「サービスの内容の違い」「営業会社経由で発注」「管理会社経由で発注」などでしょうか。
もしお非常面を重視し金額を求めるのであれば、1時間圏内くらいの消防設備業者と直接取り引きを行えば解決します。
管理会社に点検依頼をすれば放っておくだけで物件管理ができるというメリットがあります。自分で業者を手配するとなると多少手間はかかりますが、年2回の日程調整などが苦でなければ直接業者を見つけても良いかもしれません。
弊社の特徴
弊社は消防設備業務を専門とする業者です。
管理会社、ネット営業会社、ブローカーに発注したとしても最終的に我々のような業者が受け皿となって業務を行うことになります。つまり末端業者です。
中間に会社を入れたほうがよいという場合もありますが、直接発注いただくことでシームレス、よりスムーズに業務を行えます。
情報伝達をよりスムーズにするためお客様に合わせた「チャット」「SMS」「Eメール」「FAX」「電話」などの通信情報伝達ツールをお選びいただけます。その他ご要望の管理方法に対応いたします。
イレギュラーな工事にも対応できます
弊社は消防設備の工事業務が多く、予期せぬ場合でも対応できるよう様々な設備についてデータの蓄積があります。緊急で設備に不具合があった場合でも迅速適切に対応いたします。
1 原則緊急対応費は原則無料
原則緊急対応費は無料です。何かしらのトラブルが起こった場合は速やかに現場を確認させて頂きます。その調査については無料にて対応いたします。その場で直ってしまいそうな簡単な改修に関しても無料です。例えば配線の接触不良や火災報知設備の復旧操作などに該当します。
2 見積は無料
消防設備の改修お見積は無料、居室内レイアウト変更に伴う増設、移設に関するお見積りその他業務に関するお見積りは無料にて対応いたします。
4 点検時の軽微な改修は無料
消防点検時、非常ベルが鳴らない不具合が発生することがあります。ベルが鳴らない理由は今思いつくことで5パターンくらいありますが、そのいくつかは簡単に実行可能です。
弊社はベルが鳴らないから「不良」として、原因を探ることなく現場を立ち去るということはせず、いくつかの対応策を当たり復旧作業をしております。
5 基本的な工事は一通りこなせます
基本的な消防設備工事は一通り行えますので安心してご依頼ください。当ブログで紹介させていただいている工事記事は他社へ丸投げすることなく独自で実施している作業になります。より密度の高いサービスが提供できるよう努めて参ります。
6 物件管理システムが利用できる
弊社はクラウド上でお客様と各種報告書データを共有できるシステムを提供しています。物件が複数あるお客様は物件ごとの情報や各種アーカイブデータを簡単に素早く確認していただくことができます。
例えば出先で報告書の確認が必要になった場合でもスマートフォンやタブレッド、PC端末でいつでもどこでも必要なデータをほんの数秒で確認することができます。
消防点検でお悩みでしたら
この記事を最後まで読んでいただき誠にありがとうございます。消防に関する業務につきまして業者をお探しであれば是非一度お問い合わせをお願いいたします。建物に関する無料相談も行っています。