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  • 2020.10.16

防火対象物点検が必要な建物について【用途と収容人数】

消防関連の法定点検は主に2つあります。一つは消防設備点検、もう一つは防火対象物点検です。消防設備点検は施設内の消防設備が確実に作動するかの点検で、防火対象物点検は防火管理体系の維持管理、火災予防における消防設備以外の点検です。 この防火対象物点検は全ての建物が該当するわけではなく、比較的火災の被害が大きくなることが想定される物に点検義務が課せられています。例えば、収容人員が300人を超えるような建 […]

  • 2020.10.15

統括防火管理者が必要な防火対象物・全体の消防計画について

統括防火管理者とは、様々な用途のテナントが入居するような複合用途物件で選任される、防火管理者の代表者です。複合用途のテナント・共用部などはそれぞれ管理権原が別れています。管理権原者は自分の持ち場を担当しつつ、協議して統括防火管理者を選任し、防火管理・維持・緊急時の対策、対応を行います。 統括防火管理者は各テナントなどの管理権原者(防火管理者)にあれやこれやと防火管理に関する指示を出します。例えば通 […]

  • 2020.10.14

消防関連資格の更新と失効について【消防設備士・点検資格者・防火対象物点検資格者他】

消防設備業務は業務に応じた専門の資格が必要になります。設備工事は『甲種消防設備士』、点検は『乙種消防設備士・消防設備点検資格者』、防火対象物点検は『防火対象物点検資格者』が必要になります。 これらの資格は期限があり、資格取得後決められた期間内に講習を受ける必要があります。もしもこの講習を受けなかった場合は免状が失効してしまい、再度取得する必要があります。 救済措置として一定の条件下であれば、講習を […]

  • 2020.10.13

A級誘導灯を設置する場合について【等級による有効距離】

誘導灯はグレードの高い順にA、B、C級があります。その他誘導灯には、客席誘導灯、階段通路誘導がありますが今回は通常の誘導灯をテーマとするため客席、階段通路の2つは除外します。 誘導灯の設置基準では、B級でなければならないという『等級指定の設置基準』はありません。B級以上の誘導灯が必要である、という場合にA級とB級が使用可能となります。AとBの違いは、表示面の寸法がAが大きく、表示面が明るくなります […]

  • 2020.10.10

消火栓ポンプ側の始動器と放水【ポンプ起動・フリッカー】

屋内消火栓設備は建物内部にポンプと消火栓箱間を専用配管で結び、火災が発生した際、直ちに消火活動が行えるようにするための消火設備です。 消火用水は水槽に貯められており、火災の際、消火栓ポンプにて、一気に吸い上げ消火活動を実施する消火栓へ水を送り込みます。 消火栓ポンプの起動は、消火栓始動器にて行われます。火災信号を受信した消火栓始動機が中継し、消火栓ポンプへ起動信号を送ります。この始動装置は、各消火 […]

  • 2020.10.08

火災感知器の設置基準について【梁の高さと感知区域の覚え方】

自動火災報知設備の火災感知器を設置する場合は感知区域についての決まり事があります。感知区域とは感知器が警戒できる区域の条件を言います。例えば、構造物の梁や垂れ壁があった場合、梁(はり)や垂れ壁の高さが基準値よりも大きい場合は、その区画が感知区域になり、区域外はまた別の感知区域になります。 感知区域は設置する火災感知器によって数値が異なっています。煙感知器の場合は梁下600ミリ、熱感知器の場合は梁下 […]

  • 2020.10.07

矢印つき避難口誘導灯【矢印付きパネルをつける場合について】

誘導灯は消防設備の避難設備に該当し、建物の在館者が安全に屋外に避難できるよう設置されている電気式の誘導標識です。避難口誘導灯は緑ベースにピクトグラムが描かれています。屋外への出入り口、直通階段の出入り口、避難口に通じる廊下や通路、防火扉の上部に設置されています。 避難口誘導灯は出入り口の頭上に設置され、避難口誘導灯を正面に見た場合、そのまま真っすぐの方向に避難口があります。まれに誘導灯の真下に避難 […]

  • 2020.09.30

甲種防火管理者の再講習について【全員再講習が必要と言うことではないです】

甲種防火管理者は、いくつかの条件に該当する場合、再講習を受講する必要があります。条件とは『特定用途の防火対象物』『防火対象物全体の収容人数が300人以上』『甲種防火対象物』のすべてに当てはまるものです。 次に、前の3項目に該当する場合で、『避難困難施設で収容人員が10人以上』『特定用途で収容人員が30人以上』『非特定用途で収容人員50人以上』のテナントに当てはまる場合は、防火管理者再講習を受講しな […]

  • 2020.09.25

消防設備の維持コストがかかりくい物件とはどのようなものか?

投資用物件は大小さまざまな形態で存在しています。その中でも消防設備関連で維持コストのかかりにくい物件があります。それは『①延べ面積300㎡未満の屋外階段の物件』か『②300㎡未満で地上2階建て、階段は屋内・屋外どちらでも可』です。 ときたま延べ面積が299㎡で屋外階段の建築物に出会うことがあり、消防設備の維持管理のコストがかかりにくい条件に該当しています。その理由について説明したいと思います。 延 […]

  • 2020.09.24

物件のテナント内覧に来たけれど自動火災報知設備が未設置だったというケースについて

新規物件や居抜き物件の内覧で不動産屋さんに案内してもらうことになったとします。そのときに内装や設備工事を施工する業者さんが一緒についてきてくれれば良いのですが、なかなか難しかったりします。 物件を借りた後でよくあるのは、電気の容量が足りなかった、ガスの配管がない、自動火災報知設備などの消防設備が必要だけど設置されていない、本当は用途変更が必要だったなどです。 建築や設備関係に強い管理会社の管理物件 […]

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