- 2020.10.08
火災感知器の設置基準について【梁の高さと感知区域の覚え方】
自動火災報知設備の火災感知器を設置する場合は感知区域についての決まり事があります。感知区域とは感知器が警戒できる区域の条件を言います。例えば、構造物の梁や垂れ壁があった場合、梁(はり)や垂れ壁の高さが基準値よりも大きい場合は、その区画が感知区域になり、区域外はまた別の感知区域になります。 感知区域は設置する火災感知器によって数値が異なっています。煙感知器の場合は梁下600ミリ、熱感知器の場合は梁下 […]
自動火災報知設備の火災感知器を設置する場合は感知区域についての決まり事があります。感知区域とは感知器が警戒できる区域の条件を言います。例えば、構造物の梁や垂れ壁があった場合、梁(はり)や垂れ壁の高さが基準値よりも大きい場合は、その区画が感知区域になり、区域外はまた別の感知区域になります。 感知区域は設置する火災感知器によって数値が異なっています。煙感知器の場合は梁下600ミリ、熱感知器の場合は梁下 […]
投資用物件は大小さまざまな形態で存在しています。その中でも消防設備関連で維持コストのかかりにくい物件があります。それは『①延べ面積300㎡未満の屋外階段の物件』か『②300㎡未満で地上2階建て、階段は屋内・屋外どちらでも可』です。 ときたま延べ面積が299㎡で屋外階段の建築物に出会うことがあり、消防設備の維持管理のコストがかかりにくい条件に該当しています。その理由について説明したいと思います。 延 […]
新規物件や居抜き物件の内覧で不動産屋さんに案内してもらうことになったとします。そのときに内装や設備工事を施工する業者さんが一緒についてきてくれれば良いのですが、なかなか難しかったりします。 物件を借りた後でよくあるのは、電気の容量が足りなかった、ガスの配管がない、自動火災報知設備などの消防設備が必要だけど設置されていない、本当は用途変更が必要だったなどです。 建築や設備関係に強い管理会社の管理物件 […]
特小自火報は特定一階段でも使用できる無線式感知器 特定小規模施設用の自動火災報知設備が使えると格段に費用を抑えることができます。この火災報知器は民泊や福祉施設で多く使用されています。また2024年の省令改正により使用できる用途が大幅に増え、今までは有線式の自火報が必要だった物件でも設置が認められるようになりました。この法令改正により使用できる用途の中には特定一階段等防火対象物も含まれています。 自 […]
消防用語には略称があります。消防署で消防官と消防設備について打ち合わせをしていると、少し長めの単語を頻繁に使用します。略称を使うことでスムーズな打ち合わせが可能になります。 今回紹介する略語は、今まで自分が実際に聞いてきたもので、『消防官の口』や『消防設備関係者』から発せられた単語をもとに書いております。もしかしたらオリジナルかもしれませんが意味は通じるはずなので、業界が浅い方でもドンドン使ってい […]
消防設備を工事する前に工事概要・設計計画を記した『着工届』を管轄消防署へ提出します。着工届は監督機関である消防署が、各種消防設備が法令通りの内容で設計されているかどうかの審査を行う資料のため、『工事に着手しようとする10日前』までに届出をしなければなりません。 消防設備の工事には『軽微な工事』というククリがあり、この内容に当てはまる場合は着工届を省略できるというありがたい緩和措置があります。着工届 […]
消防設備の設置は『義務設置』と『自主設置』があります。義務設置は消防法令に規定されている設置基準に該当する場合で、該当しない場合は自主設置となります。 自主設置は自ら火災予防のために設置するもので、『法令の基準外ではあるけれど安全安心を考えて』・『施設の管理課に求められて』または『行政による指導で』というケースで設置されます。 自主設置でも消防設備は消防設備 消防設備を設置することになったら『義務 […]
Q 総合盤、機器収容箱や消火栓ボックスに色を塗ったり、ダイノックシートで装飾しても大丈夫でしょうか?元の色が内装に浮いてしまいます。少しでも溶け込むように設置したいのですが、 というご質問をいただくことがあります。結論は、特に問題ありません。総合盤や消火栓箱には色の規定がなく、塗装やダイノックシートを張ることで雰囲気がガラッと変わることでしょう。 注意点 表示灯・発信機はそのままで使用する 総合盤 […]
建物・ビルなどの防火対象物を使用するときに、何人を収容して物件を使用するのか??の『収容人員』を算定することが求められます。収容人数は総務省令により各用途ごとの算定基準に従って計算していくことになります。 収容人員は何に使用するのかと言うと、防火管理者が必要かどうか?消防設備の設置が必要か??など、とても重要な数字となります。今回は防火対象物の収容人員・算定基準について書いていきたいと思います。 […]
分割型変流器 漏電火災警報器は、『ラスモルタル』が使用されている建物で『用途』・『延べ面積』・『契約電流』の組み合わせで設置が必要かが決まります。 ラスモルタルとは木造の住宅や共同住宅を建築する工法の一つで、壁の中に金網上の金属を固定しその金属にモルタルをで塗りながら埋めていく工法です。 現在は新素材や技術の発展に伴い安価で耐久性がよく、ラスモルタル構造よりも工数が少なくてすむサイディングなどを使 […]