設置基準・用語

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  • 2024.03.30

特定小規模施設用の火災報知器は原則3フロアにまたがっては使えません【例外あり】

特定小規模用無線感知器を3フロア以上で使用するための条件 多くの民泊や旅館業を運営者から「特定小規模用の無線式感知器」の設置に関するお問い合わせをいただいております。この種の感知器は、有線式を設置するより大幅にコストを抑えられ非常に優てたものです。しかし、取り付けられる場所にはいくつか制限があります。今回は、頻繁に寄せられる質問をまとめ解説いたします。 【原則】特定小規模用自火報は3フロアにまたが […]

  • 2023.07.25

甲種防火対象物と乙種防火対象物の違いについて【用途と面積で決まります】

甲種防火対象物と乙種防火対象物 甲種と乙種は①用途✕②面積で決まる ①用途について 消防法令に規定する防火対象物には乙種と甲種の2種類があります。2つの違いは「建物の用途」と「面積」の関係性により変わります。 建物の用途は建物をどのように使用するかを言います。例えば「映画館」「カラオケ」「飲食店」「ショップ」「病院」「事務所」「住居」など様々な用途が存在します。これらの用途は誰でも使用できるものと […]

  • 2023.07.15

カラオケボックス、個室ビデオボックスに消防設備を設置するときに注意すること

カラオケボックス、個室ビデオに設置する消防設備 久々にカラオケに関する依頼を受けましたので記事にしてます。カラオケボックス、個室ビデオボックスなど、個室ブースを提供するような施設に消防設備を設置する場合は少し厳し目の取り扱いをすることになります。 令別表第一 2項ニ カラオケ 個室ビデオ ネットカフェ マンガ喫茶 この方針は平成19年に起こったカラオケボックス火災が発端となり法令が改正されたことに […]

火災予防条例による自動火災報知設備の付加設置基準に注意!

火災予防条例による自動火災報知設備の付加設置基準について 自動火災報知設備の設置基準は消防法施行令第21条により規定されています。設置基準については基本的に「用途」×「面積」で義務になるか否かが決定します。この基準は法令によるもののため日本全国の建物について適用されます。 ここで安心するのは少し早いです。都道府県及び市区町村は議会の議決に基づき条例を制定することができます。この条例には当然に消防設 […]

6階以上に病院、老人福祉施設、幼稚園が入居する場合は要注意【避難器具の設置について】

6階以上に福祉施設として入居する場合の注意点 建物使用する際、避難上の安全性を担保するために法令により避難器具を設置することになっています。避難器具は「用途」と「収容人数」の組み合わせにより設置する避難器具の種類と設置数が決まります。 避難器具の設置基準につきましては下記の記事をご参照ください。 今回は特に注意が必要な用途について書いていきます。その用途とは「病院」「老人福祉施設」「幼稚園」です。 […]

  • 2023.03.30

ホテル・旅館・民泊に必要な消防設備、防炎物品について解説【自火報は面積に関係なく必要です】

ホテル、旅館、(民泊含む)には建物の面積に応じて各消防設備を設置しなければならず、自動火災報知設備に関しては全ての施設に設置することが義務となっています。 ホテル、旅館は普段から使い慣れているオフィス、自宅と異なり、人を宿泊収容させることが目的の施設のため、より厳しい基準で消防設備の設置、維持管理することが求められています。 また、避難経路などを把握していなく、就寝時に火災が起こった場合は逃げ遅れ […]

  • 2022.04.07

飲食店に消防法令上必要な設備と届出を簡単に説明します【3項イ・3項ロ】

飲食店を新規にオープンさせることになり、内装工事が終わりいよいよ店舗開店!と思いきや、消防設備をつけ忘れていた、、、といった具合で事後設置工事が必要になることがあります。我々タイムラン防災も時たま対応をさせていただくことがあります。 仕事のご依頼はありがたいのですが、施主さんのがっかり具合を横目に施工するのは心が痛いです。また、内装工事後の施工となると難易度が上がり、キレイに仕上げることが多少難し […]

  • 2022.03.03

連結送水管に関する基準【消防法施行令29条】

連結送水管はあらかじめ防火対象物に消火用の配管を設置し、火災時に駆けつけた消防隊がすぐさま消火活動に入れるようにすることを目的として設置される消防設備です。 消防法施行令29条ではどのような場合に連結送水管を設けるかが記載されており、細目については消防法施行規則第31条に記載があります。ここでは施行令の基準について書いていきたいと思います。 連結送水管を設置する基準 設置が必要な防火対象物 まず、 […]

  • 2022.03.02

避難上有効な開口部とはどのようなものか??

消防法関係法令に「避難上有効な開口部」という文言が出てきます。避難上有効な開口部については消防法施行規則第4条ニのニに定義されています。 大雑把に開口部はドアや窓などを指します。開口部から脱出は人がらくらく通れる大きさが必要になるので、支障なく避難できるであろう大きさが決められています。 今回は開口部の定義について記載していきたいと思います。 避難上有効な開口部 開口部の大きさについて 直径1メー […]

旧規格消火器は2021年12月31日までに交換を要します

消防法令に基づいて設置されている旧規格の消火器は2021年12月31日までに交換が必要になります。法令に基づきということなので、法令に基づいていない設置の場合は除かれることになります。 消防法令により設置されているとは、法令に定められている基準により設置されているものを指します。消火器は建物や施設の用途に応じて個別の設置基準が定められています。それに該当する場合は交換が必要になります。 新旧基準の […]

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