火気使用に関する制限と禁止行為解除承認について【東京都火災予防条例23条】
東京都火災予防条例では火気使用に関する制限が加えられています。条例は法律と違い、全国一律に適用されるものではなく、地方の行政が国から独立し、自らの意思決定により制定する独自の防火安全上のルールです。 今回は東京都の基準について書いていきますが、他の地方公共団体については基準が異なる場合があります。 はじめに消防の法体系について 消防に関する法体系は「消防法」「消防法施行令」「消防法施行規則」「条例 […]
東京都火災予防条例では火気使用に関する制限が加えられています。条例は法律と違い、全国一律に適用されるものではなく、地方の行政が国から独立し、自らの意思決定により制定する独自の防火安全上のルールです。 今回は東京都の基準について書いていきますが、他の地方公共団体については基準が異なる場合があります。 はじめに消防の法体系について 消防に関する法体系は「消防法」「消防法施行令」「消防法施行規則」「条例 […]
消防法令違反をするとペナルティーがあります 消防法の罰則について質問をいただくことがあります。我々は消防設備を維持管理している業者なので、罰則が適用されるような場面に出くわすことはほとんどありませんが、今回は罰則についてまとめてみたいと思います。 罰則については消防法9章の罰則「第38条~第46条の五」に記載されています。 刑罰は厳しい順から、懲役、禁錮、罰金、勾留、科料となります。基本的に、懲役 […]
私たちは消防設備業者なので消防関係法令集を用いて調べごとをします。最近ではインターネットでe-GOV法令検索を使えば簡単に調べることができます。 消防関係法令は消防法、消防法施行令、消防法施行規則、各自治体による条例、自治体の長が発する規則などがあります。 これら決まり事をグループで分けたものですが法令の体系を知ることで理解できることでしょう。また、なぜこのように決まり事が分けられているのかについ […]
消防点検、消防査察で不備事項があった場合には「改修計画」を作成し消防署に届け出る必要があります。改修計画書は主に消防設備点検、防火対象物点検、消防署査察によるものがあり、不備事項を「ある期限までに改修をします」という計画を消防署に文書にて報告します。 消防設備点検 防火対象物点検 消防査察 副本の返却からおおむね2週間 副本返却からおおむね2週間 通知を受けたときからおおむね2週間 この改修計画は […]
防火管理者の選任をしたら消防計画を作成し消防署に届出なければなりません。この消防計画には5つの種類があり順番に「小規模用」「中規模用」「大規模用」「共同住宅用」「一時使用店舗用」があります。 消防計画は自身の建物がどれくらいの大きさ(面積)、規模に該当するのかを確認した上で作成する必要があります。共同住宅用と一時店舗用は字のごとくそのまま解釈ができるのでここでの記載は省略し、小規模、中規模、大規模 […]
建物の防火管理をするためには「防火管理者」の資格を取得する必要があります。さらに防火管理者には「統括防火管理者」という制度があります。 この制度は複数の権限に分かれている防火対象物に対して、統括防火管理者を選任して各防火管理者と協議して防火対象物を維持管理していこうというものです。 建物の使い方は多様で、ビル一棟を同じオーナーが使用している場合や、複数のテナントを入居させている場合があります。 ビ […]
一定規模以上の条件に当てはまる建物の権原者は「防火管理者」を定め、防火上必要な業務を行わせなければなりません。権原者とは権原を有する者で、主にビルオーナーやテナントの権原者を指します。 建物の収用人数が増えるほど、火災を始めとした災害被害が大きくなることが想定されます。その被害を最小にとどめるために、防火管理者を定め建物の防火上の安全性を確保しようといった制度です。 では、防火管理者はどのような業 […]
基盤の故障 自動火災報知設備が頻繁に誤作動を起こし困っていると問い合わせをいただきました。誤作動にはいくつかのパターンがあるので、状況について質問をした結果火災受信機の基盤が故障しているのではないか?と当たりをつけてみました。 誤作動にはいくつかのパターンがあります。頻度や気象、作動した時間帯などのが関係しています。誤作動につきましてはブログリンクをご参照ください。 今回は基盤が怪しいと感じたかと […]
今回の依頼は、建物竣工後間もない超築浅物件です。築浅物件なのに自動火災報知設備の新規工事がなぜ必要なのか?と疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。 自動火災報知設備の設置基準は、例外はありますが原則「建物の面積」「建物の用途」によって決定されます。※例外は特定一階段防火対象物など 例えば、耐火構造、延面積480㎡の、1階部分を事務所として、それ以外の部分を共同住宅として設計した場合「自動火災 […]
お手持ちの不動産で消防設備点検や防火対象物点検を定期的に実施されている方、または今後実施するという方などがいらっしゃると思います。 「今の業者がよくやってくれて満足している」であればよいのですが、その逆をおっしゃるオーナーさんにお会いすることがあります。 定期点検業務を依頼している業者さんがいて、緊急対応や改修になるとなかなか来てもらえないとの理由で当サイトを見て連絡をいただくことがあります。 サ […]