本日弊社に非常放送設備用のアンプが届きました。このアンプは工事、納品するためのものではなく、自社で使用する目的で購入いたしました。自粛期間での巣ごもり消費であります。
自粛期間中は普段なかなか時間を投下できていなかった業務を中心に行っておりますが、機械いじりがメイン業務なワタクシたちはPC作業ばかりだとどうしても飽きてしまっております。
そこで、ワタクシ管理人の独断で実験、訓練用として使用するための『非常放送設備アンプ』を購入いたしました。非常放送設備はそれなりに数多く施工させていただいておりますが、最近になって地震放送などの新機能を搭載したものが主流になっております。この自粛期間でさまざまな機能を試しつつ、最新型非常放送設備を研究していきます。
今回は『パナソニック社』の10局用の非常放送設備です。
なぜパナソニック社製品にしたかというと、弊社は『TOA社』『Victor社』の製品を取扱うことが多いこともありパナソニック社の非常放送に触れる機会が少なかったからであります。どのメーカーも基本的な機能は国家検定品のため同じでなのですが、新しい発見があるかもしれないので色々といじくりまわしてみようと思います。
非常放送アンプ
非常放送設備は自動火災報知設備と同様に警報設備に属しており、音声や警報で火災を知らせる設備であります。消防設備士資格では4類に属しており、工事をする場合は消防設備甲種4類の資格が必要になります。
アンプは放送を制御している親機でありアンプから各所に電線が送られスピーカーや周辺機器が接続されます。
非常放送に接続される周辺機器
- 自動火災報知設備
- スピーカー
- カットリレー
- アッテネーター
- 地震感知器
- 放送子機【リモコン】
- スプリンクラー
などに接続され周辺機器との連携で非常警報設備として機能します。
また、非常放送設備には明確な設置基準があります。
関連記事:非常警報の設置基準
非常放送はアンプは国家検定品
消防防設備は人命を守る機械のため誰でもが簡単に製造販売ができるというものではなく、国や団体による検定に合格したものでなければ使用してはいけないということになっています。
参考記事:検定制度と型式失効
参考記事:非常放送設備の紹介・アンプ実機による作動内容と使い方
まとめ
- 実験・訓練のため非常放送設備用アンプを買った
- 非常放送は火災受信機や地震感知器に接続できる
- 非常放送は明確な設置基準がある
- アンプは国家検定品である
自己満足の独り言っぽい内容になってしまい大変申し訳ありませんが、今回は『自分たちも2桁万円の機器類を自ら購入して訓練していますよ』というアピールでございます。
現在のところ小規模スペースではありますが、いずれは消防設備訓練センターのような施設を作りたいと考えております。一日一日を大切に、技術を磨き、ワタクシどもを頼っていただいている皆様のお役に立つことができるよう精進してまいります。