アラーム弁の1次側と2次側【スプリンクラー】

アラーム弁の1次側と2次側【スプリンクラー】
アラーム弁はココにある!!

一次側と二次側

スプリンクラーには一次側と二次側という表現をよく使用します。一次、二次はスプリンクラーを制御しているアラーム弁【制御弁】から見てどちら側という意味になります。やさしい後輩思いの先輩は手取り足取り教えてくれることでしょう。そうでない場合は運が悪かったと思いここで覚えてください。

一次側 アラーム弁よりポンプ側の配管

二次側 アラーム弁と末端試験弁までの配管

スプリンクラー簡単な図

まず、スプリンクラーは圧力かかった水で放水する設備になります。圧力はスプリンクラーポンプにより加圧されます。加圧水はアラーム弁を経由して各スプリンクラーヘッドまで水を運ぶことになります。なので1次側はポンプ側、2次側は末端試験弁までということになります。

アラーム弁の機能について

アラーム弁には様々な機能がある

①メインバルブ【常時開放】
このメインバルブを締めると2次側に水が流れなくなります。工事をする場合はこのバルブを完全に締めることによりポンプが起動しても2次側に流れないため必ず締め切って作業を行います

②ドレンバルブ【常時閉止】
2次側の配管に入っている水をドレンバルブを開放することにより排水します。この場合①のメインバルブを締めておかないとポンプが自動的に作動してしまいますのでご注意ください。

③1次側圧力計
アラーム弁1次側の圧力計になります。アラーム弁からポンプ側の圧力値を示しています。

④2次側圧力計
アラーム弁から末端試験弁までの圧力値を示しています

⑤逆止弁【チャッキバルブ】
ここには逆止弁が内蔵されていて、一旦二次側に流れた消防用水が一次側に戻ってくことを防ぎます。簡単にいうと逆流防止弁です。

⑥圧力スイッチ
二次側に設置されているスプリンクラーヘッドや補助散水栓が作動した場合、圧力が一次側から二次側に流れ込みます。そのときに流水をキャッチし火災受信機や警報盤に信号が送られ、どこのエリアでスプリンクラーが作動したか確認することができます。※このスイッチがポンプを起動するわけではありません。

工事をする場合は①を締め②を開放すれば二次側にある水を抜くことができます。完全には抜けないので末端試験を開いたり、バキュームをかけることにより工事作業が可能になります。

消防設備点検を実施する場合は、2次側の巻末に設置している末端試験弁を開放することにより各種動作をチェックします。そのときには上記に書きましたバルブは操作しません。

①末端試験弁を開放する
配管内部の圧力がドレンへ排水され配管内圧が減圧。③④の1.2時圧力計が徐々に下がってくる。下がらない場合は圧力計付近のコックが閉まってるかゲージが壊れているかどちらか。

②スプリンクラーポンプ起動
減圧をキャッチしたスプリンクラーポンプに設置されている圧力スイッチが作動しポンプが自動的に起動する。ポンプからアラーム弁を経由して末端試験弁に水が流れ込む。

③末端試験弁の圧力をチェック
ポンプから送られた加圧水が末端試験弁を勢いよく流れ込みます。
そのときに末端試験弁の圧力、ポンプ吐出圧力、ポンプ電流値を計測します。

末端試験弁を使った放水試験

また、ポンプを起動する場合は、ポンプ周辺の配線周りやメーガーにて絶縁を計測することをオススメいたします。絶縁が悪い場合は最悪ポンプが燃える場合がありますので。。。

配管の漏水がある場合

配管内の圧力が漏れている場合は1次側なのか2次側のなのか特定する必要があります。特定するためにはアラームの各バルブを操作しあらゆる状況を判断し特定していく必要があります。探し方については別ページに記載

スプリンクラー圧力漏れの探し方

まとめ

  • 1次側はアラーム弁よりポンプ側
  • 2次側はアラーム弁より末端試験弁側

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