漏電火災警報器を試験してみた

漏電火災警報器を試験してみた

漏電火災警報機はラスモルタル造の建物に設置されています。ラスモルタル造はラス【金網】とモルタル【セメントと水を混ぜたもの】で施工されたもので、壁にモルタルを塗った時、こぼれ落ちないようにラスを設置します。

ラスモルタル造りの建物
ラスモルタルの木造

漏電火災警報機を試験してみた

構成としくみ

漏電火災警報器は漏電火災警報機、変流器で構成されます。変流器は電気の引き込みの配線を覆うように取り付けられた丸いわっかのようなものです。この輪っかは常時引き込み配線に流れている電流を検知しています。電気はブラスから建物に入りマイナス線で外へ出ていくので正常であれば行きと帰りに電流の差がありません。

もし建物の中や壁の中で漏電していた場合、行きと帰りの電流が違ってきます。その電流の差を変流器がキャッチして漏電火災警報器本体へ信号を送ります。

さあ試験をしてみよう

今回の漏電火災警報器は100mAのレンジにセットされています。
作動範囲は 40%~105% という決まりになっています。
よって40mA~105mAの間で作動すればよいということになります。

漏電試験機
漏電試験機による計測

計測値は68mAということで適正に作動しているということがわかりました。

民泊でも注意が必要です

ラスモルタル造の木造住宅で民泊をされる方は注意が必要です。契約電流が50Aを超える場合は又は延べ面積が150㎡以上の場合はこの漏電火災警報器が必要になります。

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