9/25ページ

9/25ページ
  • 2020.10.22

2以上の直通階段を設ける場合について【2方向避難・建築基準法施行令】

建物は火災や地震などの災害時に、使用する人々が安全に避難できるように設計されています。その主となるものが地上への『直通階段』になります。一定の条件や規模の建物になると地上へ通ずる直通階段が2系統必要になります。どのような場合に2つの直通階段が必用になるのでしょうか。 まずは法令の条文『建築基準法施行令112条』です。121条は2方向避難についての決まりごとが書かれています。 2系統の直通避難階段が […]

  • 2020.10.20

自衛消防組織の設置が必用な防火対象物【大きめの物件に必要になります】

自衛消防組織とは、不特定多数の方々が使用する用途で、大規模の防火対象物には自衛消防組織を設置することが義務付けられています。防災管理者を中心に、初期消火班、避難誘導班、応急救護班、通報連絡班にわかれそれぞれの任務を行います。 それぞれの防災組織が消防計画に定めてあるとおり、『初期消火活動』『消防機関への通報』『在館者の避難誘導』『火災、地震、その他災害の被害の軽減のための業務』を行います。 自衛消 […]

  • 2020.10.19

消防設備士の独占業務と、無資格者でも行える整備について

消防設備業務は国家資格を取得した資格者が業務を行います。消防設備は設備ごとに項目が分けられており、7種類の類別があります。更に甲種、乙種の2種類があります。甲乙全て合わせると合計で13種類の資格になります。 甲種は工事・整備を行うことが可能で、乙種は整備を行うことができます。乙種のみでは工事はできません。工事をする場合は甲種消防設備の免状の交付を受ける必要があります。 消防設備の整備は乙種消防設備 […]

  • 2020.10.17

消防機関による立入検査・査察/インターネットに公表される場合があります

消防署の立入検査・査察では、火災予防のための消防関係法令が適正に守られているかどうかを確認します。もしも適正に運用されていない場合は不備事項としてあげられ、すみやかに是正する必要があります。 法令違反に多いものは、防火管理者未選任、消防計画未作成、法令点検未実施、避難通路物品障害、火気設備の設置不備などが挙げられます。 違反をそのままにしておくとホームページ上で物件や違反内容を公表されることがあり […]

  • 2020.10.16

防火対象物点検が必要な建物について【用途と収容人数】

消防関連の法定点検は主に2つあります。一つは消防設備点検、もう一つは防火対象物点検です。消防設備点検は施設内の消防設備が確実に作動するかの点検で、防火対象物点検は防火管理体系の維持管理、火災予防における消防設備以外の点検です。 この防火対象物点検は全ての建物が該当するわけではなく、比較的火災の被害が大きくなることが想定される物に点検義務が課せられています。例えば、収容人員が300人を超えるような建 […]

  • 2020.10.15

統括防火管理者が必要な防火対象物・全体の消防計画について

統括防火管理者とは、様々な用途のテナントが入居するような複合用途物件で選任される、防火管理者の代表者です。複合用途のテナント・共用部などはそれぞれ管理権原が別れています。管理権原者は自分の持ち場を担当しつつ、協議して統括防火管理者を選任し、防火管理・維持・緊急時の対策、対応を行います。 統括防火管理者は各テナントなどの管理権原者(防火管理者)にあれやこれやと防火管理に関する指示を出します。例えば通 […]

  • 2020.10.14

消防関連資格の更新と失効について【消防設備士・点検資格者・防火対象物点検資格者他】

消防設備業務は業務に応じた専門の資格が必要になります。設備工事は『甲種消防設備士』、点検は『乙種消防設備士・消防設備点検資格者』、防火対象物点検は『防火対象物点検資格者』が必要になります。 これらの資格は期限があり、資格取得後決められた期間内に講習を受ける必要があります。もしもこの講習を受けなかった場合は免状が失効してしまい、再度取得する必要があります。 救済措置として一定の条件下であれば、講習を […]

  • 2020.10.13

A級誘導灯を設置する場合について【等級による有効距離】

誘導灯はグレードの高い順にA、B、C級があります。その他誘導灯には、客席誘導灯、階段通路誘導がありますが今回は通常の誘導灯をテーマとするため客席、階段通路の2つは除外します。 誘導灯の設置基準では、B級でなければならないという『等級指定の設置基準』はありません。B級以上の誘導灯が必要である、という場合にA級とB級が使用可能となります。AとBの違いは、表示面の寸法がAが大きく、表示面が明るくなります […]

  • 2020.10.10

消火栓ポンプ側の始動器と放水【ポンプ起動・フリッカー】

屋内消火栓設備は建物内部にポンプと消火栓箱間を専用配管で結び、火災が発生した際、直ちに消火活動が行えるようにするための消火設備です。 消火用水は水槽に貯められており、火災の際、消火栓ポンプにて、一気に吸い上げ消火活動を実施する消火栓へ水を送り込みます。 消火栓ポンプの起動は、消火栓始動器にて行われます。火災信号を受信した消火栓始動機が中継し、消火栓ポンプへ起動信号を送ります。この始動装置は、各消火 […]

  • 2020.10.08

火災感知器の設置基準について【梁の高さと感知区域の覚え方】

自動火災報知設備の火災感知器を設置する場合は感知区域についての決まり事があります。感知区域とは感知器が警戒できる区域の条件を言います。例えば、構造物の梁や垂れ壁があった場合、梁(はり)や垂れ壁の高さが基準値よりも大きい場合は、その区画が感知区域になり、区域外はまた別の感知区域になります。 感知区域は設置する火災感知器によって数値が異なっています。煙感知器の場合は梁下600ミリ、熱感知器の場合は梁下 […]

1 9 25