- 2020.09.22
消防設備点検員を名乗った犯罪予防策と達成率を下げないために
共同住宅・マンションの消防設備点検、ガス検診員を名乗った強盗事件が2020年、立て続けに発生してしまいました。全国ニュースでこの規模なので、未遂を含めるともっと多いでしょう。 景気が悪くなるとこの手の犯罪が増えてきてしまうのが現実です。犯罪に巻き込まれないよう自ら防衛し、業者の立場では点検達成率を落とさないための工夫がより必要になります。 発生した事件 逮捕容疑は8月30日午後1時半ごろ、東京都新 […]
共同住宅・マンションの消防設備点検、ガス検診員を名乗った強盗事件が2020年、立て続けに発生してしまいました。全国ニュースでこの規模なので、未遂を含めるともっと多いでしょう。 景気が悪くなるとこの手の犯罪が増えてきてしまうのが現実です。犯罪に巻き込まれないよう自ら防衛し、業者の立場では点検達成率を落とさないための工夫がより必要になります。 発生した事件 逮捕容疑は8月30日午後1時半ごろ、東京都新 […]
今回は火災受信機の『電話』について書いていきます。電話機は火災受信機で『P型1級受信機』『R型受信機』に内蔵されている機能です。『P型2級受信機』には備えられておりません。 受信機の種類をざっくり説明すると P型1級受信機 比較的大きな物件に使用する P型2級受信機 5回線以下の小さい物件で使用する受信機 R型受信機 P型1級と同じような用途で使用する、P1の高性能版 P型のPは【Propriet […]
自動火災報知設備をはじめとする消防設備の設置義務は、原則『用途』『面積』『収容人数』の3つの条件で決まります。その中でも、火災の危険性があり、被害が甚大になることが想定される用途では、面積に関係なく設置対象となる用途があります。自火報が面積に関係なく必要になる用途は下記のとおりです。 これらの用途は『面積に関係なく』自動火災報知設備の設置が義務になります。面積に関係がないのでどんなに小さい物件でも […]
火災報知機は大きく分けて3種類に分類されます。『自動火災報知設備』『特定小規模施設用』『住宅用』の3種類です。この3種類の火災報知機は法令の基準により使い分けています。 自動火災報知設備【法令の面積基準や用途設置義務により設置】 特定小規模施設用【自動火災報知設備の簡易式版・民泊や福祉施設】 住宅用火災警報器【上記2つの設置がない場所で住宅に設置】 本来、ビル全体に自動火災報知設備が必要であるにも […]
『エアゾール式消火器で簡単に消火できるのでしょうか?』『天ぷら火災は危険なので消火器は必要でしょうか?』と度々聞かれることがあります。実際の液体消火器と同じ薬剤を使用しているので『消えます』とお答えしているのですが、うまく表現することが難しいため今回の記事を書くことにしました。 一般家庭には消火器を設置する義務はありません。(※共同住宅で消防設備免除の代わりに各住戸に消火器を置いている場合を除く) […]
煙感知器の作動や、自ら手動起動操作を行い『防火設備・排煙設備』を遠隔で起動させることができます。これらの遠隔操作は『連動制御盤』という制御装置で行います。 連動制御盤は自動火災報知設備の火災受信機と一体化した『複合盤』や単体の『連動制御盤』または、1回線用の『連動制御器』があります。防火・排煙設備である『防排煙』の遠隔起動の対象はざっくり大まかに以下の設備になります。 防火扉 防火シャッター 防火 […]
『連動制御盤と書いてある設備が設置されています。自動火災報知設備【火災受信機】と何が違うのでしょうか??』とお客様より質問をいただきました。連動制御盤は『防火扉』『防火シャッター』『防火ダンパー』『防炎スクリーン』『排煙垂れ壁』『排煙口』などを制御するために使用される建築設備です。 連動制御盤はこれらの防火・排煙を目的とする『防排煙設備』を動かすことを目的としており、自動火災報知設備は『火災を周知 […]
お客様より『消火器のピンが抜けてしまって、もしかしたら、消火薬剤が出てしまっているかもしれません。この消火器は交換しなければならないでしょうか?』と、問い合わせがありました。 消火器は外観で使用できるかどうかを確認することができます。近年、主流になっている、圧力が本体に直接加圧されている『蓄圧式消火器』には『圧力計』が取り付けられています。この圧力計が正常値であることを確認することで簡単に使用でき […]
さまざまな施設、店舗で『トイレたばこを吸わないでください!!』といった案内板を見かけることがあります。続けて『火災報知器が作動します!!』と書かれていますが、実際に火災感知器が作動するのか質問されることがあります。答えは『作動するかもしれないし、しないかもしれない』になります。※航空機は絶対にダメです。 なぜかというと実際に感知器が設置されているかどうか不明であるし、設置されていたとしても通常トイ […]
お客様から『タバコの煙で感知器が作動するか?濃度は??』という質問されることがあります。煙に反応する感知器なので答えは『作動します』となります。現在は受動喫煙を防止するための法律が制定され、2020年から飲食店内での分煙が義務化されました。 実際たばこで誤作動を起こすという状況は少なくなりつつありますが、今回はたばこの煙で『どれくらいの濃度』になったら火災感知器が作動するのかについて実験してみたい […]