- 2020.05.16
原状回復工事と消防設備の撤去・処置
テナントが退去するときに入居時の状態に戻すための工事を『原状回復工事』といいます。原状回復とは『元あった状態に戻す』という意味で消防設備についても行う必要があります。 自動火災報知設備、ガス漏れ、誘導灯、スプリンクラーなどは区画やレイアウトによって設置個数が変わってきます。原状回復工事の場合はこれらの消防設備について移設なり撤去工事が主になります。 主な返却の3パターン そのままの状態で返す 解体 […]
テナントが退去するときに入居時の状態に戻すための工事を『原状回復工事』といいます。原状回復とは『元あった状態に戻す』という意味で消防設備についても行う必要があります。 自動火災報知設備、ガス漏れ、誘導灯、スプリンクラーなどは区画やレイアウトによって設置個数が変わってきます。原状回復工事の場合はこれらの消防設備について移設なり撤去工事が主になります。 主な返却の3パターン そのままの状態で返す 解体 […]
店舗の改装工事やテナント内装工事は火災予防上の観点から消防署へ工事の概要などについての計画、仕様などについて申請する必要があります。しかしながら申請届出をせずに施工・そのまま使用してしまうということが無いといえないのも事実であります。 もし申請をしないで施工してしまった場合どうなってしまうのかについて書いていこうと思います。 消防申請から施工まで たいていの改装工事の場合は 『事前相談』 → 『申 […]
居抜き物件の消防各種申請 居抜き物件の最大の魅力は何といっても初期コストを圧倒的抑えられること。設置されていた設備や備品をそのまま使うことによりイニシャルがかかりません。間仕切りなどの部分的な工事がなければ消防設備を移設したり増設工事もする必要がないため、当然に消防設備の届出申請も不要になります。 何にもない状態から店舗を作っていくスケルトンはすべて自前でそろえる必要があるため居抜きと違って凝った […]
2017年に限定で発売されていた消火器 過去の話になってしまいますが、2017年広島東洋カープのV2を祈願して『カープ坊や』消火器が『モリタ宮田工業』から限定発売されました。この消火器は一般的に市中に出回っている蓄圧式の10型消火器でありますが、ラベルが変わるだけで雰囲気がガラッと変わります。消火器のカラーリングは大変美しく広島の選手のヘルメットと同じ『ソウルレッド風』メタリック調であります。 広 […]
甲種・乙種防火管理者は、一定条件を満たす防火対象物(建物・物件)に置かれる『防火責任者』のことをいいます。防火管理者は『防火管理の原則』である『自らの生命、身体、財産は自らで守る』ために『避難訓練・消防設備の点検の指揮・火気の監督・その他防火管理上必要なこと』など、火災予防に関するさまざまな業務を行います。 防火管理者の選任が必要な防火対象物 防火管理者を選任する必要があるかどうかを確認します。必 […]
自動火災報知設備の発信機(手動起動ボタン)周りのことや、操作後の復旧操作について書いていきます。 発信機の役割 発信機(押しボタン)には2つの役割があります。1つ目は人間が火災報知を発信できる機械であること。2つ目は消火栓ポンプを遠隔起動するためのスイッチであることです。 消火栓が設置されていない防火対象物の場合は前者で、設置されている場合は2つの機能を使うことになります。発信機は手動の火災感知器 […]
ワタクシども消防設備業者はしばしば緊急対応のため出動することあります。弊社の場合の設備別緊急対応頻度は『警報設備』>『消火設備』>『避難設備』の順で、避難設備に関する緊急対応はどありませんでした。 今回はよくあるトラブルや今まで対応してきた緊急対応について書いていきたいと思います。 また、現場に伺う前にオーナー様、管理会社の方、その他関係者様に応急処置をしていただくことがあります。交通状況、諸事情 […]
消防設備業界に入ってきた方々あるあるかもしれませんが、消防設備点検で試験してはいけない(あぶってはならない)感知器があります。それは警備会社が設置している火災感知器であります。 ワタクシ管理人もこの業界に入ったときによく分からず何回かやらかしたことがあります。警備会社の感知器も自動火災報知設備の感知器も同じものを使用しているため見分け方が難しいですが、警備会社の感知器には警備会社名が書いてあるステ […]
※緊急事態宣言中ににつき過去に実施した内容にて投稿させていただいております。 避難ハッチを交換しました。サビてボロボロになると当然に使用することができません。腐食が進んでいる場合で避難はしごを使用すると、錆びているところに負荷がかかり耐えきれず、最悪抜けて転落事故になることが考えられます。適切なタイミングで改修工事が必要です。 現行品ではステンレス製のため長期による使用が可能でありますが、ステンレ […]
一動作式の緩降機 ※消防法令では避難器具は避難階と11階以上の階は設置不要です。※避難器具の設置はその階ごとの収容人数決まります。 避難器具が必要な建物について 避難器具の設置基準は【用途】【建物の特性】【収容人数】【入居する階】などの条件を組み合わせて必要か不要か決めていくことになります。 避難器具は消防設備士の『避難設備』に分けられ、消防設備士では5類に分類されています。工事施工をる場合は『消 […]