設置基準・用語

1/7ページ
  • 2024.11.11

消防設備を設置した後の届出と消防検査を受ける義務についての法的根拠【検査は282号通知を基に実施】

どのような根拠で届出と消防検査が必要になるか? 消防設備を設置したときは、総務省令で定めることにより消防庁または消防署長に届出て検査を受けなければならないという決まりになっています。この決まりは「消防法第17条の3の2」に記載されており、守らなければならない義務となっています。消防法は国会で定められたものであり、法の内容を改正することが容易ではないため、細かい事項についての決まりは「総務省令」で定 […]

  • 2024.09.26

避難経路図の記載事項について【ホテル旅館で生存確率を上げるために必要なこと】

みなさんはホテルや旅館に到着したらまずどのようなアクションをとるでしょうか?素敵な部屋に心ときめかせたり、窓外に広がる壮大な景観に鳥肌を立てているかもしれません。 私はそのような施設になかなか泊まる機会がないビジネスホテル専のためか、真っ先に「避難経路」を確認してしまいます。居室から誘導灯をたどって避難階段までのルートをすべて確認します。 民泊施設は避難経路が1系統ということもある 6階層以上ある […]

  • 2024.09.12

消防設備配線の絶縁抵抗試験について【自火報を例に説明します】

配線関連で言う絶縁とは配線内部の内部の伝導体(銅)が絶縁物(被覆)によってしっかり守られている状態をいいます。その反対は「漏電」です。 漏電を簡単に説明すると、配線被覆が何らかの理由で損傷し、内部の銅線が剥き出しになり建物の何処かの伝導体(金属部分)に触れ電気が逃げていくことをいいます。 もし自動火災報知機の回路電圧から電気が漏れてしまった場合は火災感知器が適切に作動しなくなります。火災報知器回路 […]

  • 2024.09.07

火災受信機を2台以上設置する場合について【火災受信機の接続方法】

時には火災受信機を防火対象物に2台以上設置することがあります。この場合では各々の火災受信機間を結ぶ通話装置を設け、いずれの受信機から地区音響装置を確実に鳴らせることが求められます。 あまり想像つかないと思いますが受信機が2台以上設置されるケースは以下のような場合に起こります。 例えば、はじめに建物が立っており、増築をしたが既存の火災受信機に警戒できる空き回線がなかった場合です。このような時は、増築 […]

  • 2024.07.26

特一もOK!特定小規模施設用自火報(無線式)使える範囲が大幅に広がりました【省令改正】

特定小規模施設用の自動火災報知設備が多くの施設で使えるようになりました【省令改正2024.7.23公布・施行】 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令2条1項イを読み解く 2024年7月23日に「火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令及び特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令の […]

  • 2024.04.08

スプリンクラーヘッドの設置を省略できる場所と根拠となる法令条文について

スプリンクラ設備とスプリンクラーヘッドの設置を省略できる場所について スプリンクラー設備は火災により熱を受けることによって分解したスプリンクラーヘッドから自動的に放水をすることができる設備です。スプリンクラー設備は自動消火機能を有するため合理的かつ安全に消火活動を行うことができます。 非常に合理的な設備であることは明白ですが全ての部分においてスプリンクラーヘッドを設置することまでは求められていませ […]

  • 2024.04.06

スプリンクラーヘッド省略した場所には補助散水栓が必要【補助散水栓の設置基準】

スプリンクラーヘッド省略他部分は補助散水栓でしっかりと警戒する必要がある 補助散水栓とは スプリンクラー設備がある建物には「補助散水栓」という屋内消火栓と同じような装置が設置されます。補助散水栓はスプリンクラー配管を共有する消火栓で、屋内消火栓と同様に補助散水栓箱からホースを引っ張り出し火元に近づき消火活動を行います。 補助散水栓と屋内消火栓の違いについて 補助散水栓はスプリンクラー配管を共有して […]

  • 2024.04.04

非常放送のスピーカーの設置基準について【設置が必要な場所と省略できる場所】

非常放送スピーカーの確実に聞こえるように設置するために 非常放送スピーカーの役割 非常放送スピーカーの設置方法については、消防法施行規則第25条の2項3号ロ、ハに明文化されいます。取り付け方については消防設備の参考書や放送設備会社のカタログで簡単な解説が記載されていますが、せっかくなので今回は条文を基にした設置基準について説明していきたいと思います。 非常放送は単なる音声案内放送を目的として設置さ […]

  • 2024.04.03

特定一階段等防火対象物への避難器具設置【一動作式の避難器具が全てに必要というわけではない】

特定一階段等防火対象物に避難器具を付ける場合の検討方法【消防施行規則27条】 特定一階段等防火対象物には一動作式の避難器具が必要という情報はいろいろなネット記事で確認できるかと思います。特定一階段等防火対象物とは簡単に、地下または3階以上の階に特定用途が存在しかつ、建物の階段が屋内階段1系統の場合をいいます。 特定用途とは不特定多数の人が収容できるような用途をさします。例えば、劇場、カラオケ、飲食 […]

  • 2024.03.31

特定用途で延べ面積が1,000㎡以上あると非常電源専用受電設備が使えない件について

非常電源専用受電設備が非常電源設備として使用できなくなる場合について 消防設備は緊急時に確実に動作することが求められるため万が一電源供給が途絶えた場合でも問題なく動かすための措置がとられています。 基本的な非常電源は「非常電源受電設備」「自家発電設備」「蓄電池設備」「燃料電池設備」があります。イメージでは中規模物件に「自家発電設備」があり、大規模物件になれば「自家発電設備」「蓄電池設備」「燃料電池 […]

1 7