設置基準・用語

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  • 2024.04.08

スプリンクラーヘッドの設置を省略できる場所と根拠となる法令条文について

スプリンクラ設備とスプリンクラーヘッドの設置を省略できる場所について スプリンクラー設備は火災により熱を受けることによって分解したスプリンクラーヘッドから自動的に放水をすることができる設備です。スプリンクラー設備は自動消火機能を有するため合理的かつ安全に消火活動を行うことができます。 非常に合理的な設備であることは明白ですが全ての部分においてスプリンクラーヘッドを設置することまでは求められていませ […]

  • 2024.04.06

スプリンクラーヘッド省略した場所には補助散水栓が必要【補助散水栓の設置基準】

スプリンクラーヘッド省略他部分は補助散水栓でしっかりと警戒する必要がある 補助散水栓とは スプリンクラー設備がある建物には「補助散水栓」という屋内消火栓と同じような装置が設置されます。補助散水栓はスプリンクラー配管を共有する消火栓で、屋内消火栓と同様に補助散水栓箱からホースを引っ張り出し火元に近づき消火活動を行います。 補助散水栓と屋内消火栓の違いについて 補助散水栓はスプリンクラー配管を共有して […]

  • 2024.04.04

非常放送のスピーカーの設置基準について【設置が必要な場所と省略できる場所】

非常放送スピーカーの確実に聞こえるように設置するために 非常放送スピーカーの役割 非常放送スピーカーの設置方法については、消防法施行規則第25条の2項3号ロ、ハに明文化されいます。取り付け方については消防設備の参考書や放送設備会社のカタログで簡単な解説が記載されていますが、せっかくなので今回は条文を基にした設置基準について説明していきたいと思います。 非常放送は単なる音声案内放送を目的として設置さ […]

  • 2024.04.03

特定一階段等防火対象物への避難器具設置【一動作式の避難器具が全てに必要というわけではない】

特定一階段等防火対象物に避難器具を付ける場合の検討方法【消防施行規則27条】 特定一階段等防火対象物には一動作式の避難器具が必要という情報はいろいろなネット記事で確認できるかと思います。特定一階段等防火対象物とは簡単に、地下または3階以上の階に特定用途が存在しかつ、建物の階段が屋内階段1系統の場合をいいます。 特定用途とは不特定多数の人が収容できるような用途をさします。例えば、劇場、カラオケ、飲食 […]

  • 2024.03.31

特定用途で延べ面積が1,000㎡以上あると非常電源専用受電設備が使えない件について

非常電源専用受電設備が非常電源設備として使用できなくなる場合について 消防設備は緊急時に確実に動作することが求められるため万が一電源供給が途絶えた場合でも問題なく動かすための措置がとられています。 基本的な非常電源は「非常電源受電設備」「自家発電設備」「蓄電池設備」「燃料電池設備」があります。イメージでは中規模物件に「自家発電設備」があり、大規模物件になれば「自家発電設備」「蓄電池設備」「燃料電池 […]

  • 2024.03.30

特定小規模施設用の火災報知器は原則3フロアにまたがっては使えません【例外あり】

特定小規模用無線感知器を3フロア以上で使用するための条件 多くの民泊や旅館業を運営者から「特定小規模用の無線式感知器」の設置に関するお問い合わせをいただいております。この種の感知器は、有線式を設置するより大幅にコストを抑えられ非常に優てたものです。しかし、取り付けられる場所にはいくつか制限があります。今回は、頻繁に寄せられる質問をまとめ解説いたします。 【原則】特定小規模用自火報は3フロアにまたが […]

  • 2023.07.25

甲種防火対象物と乙種防火対象物の違いについて【用途と面積で決まります】

甲種防火対象物と乙種防火対象物 甲種と乙種は①用途✕②面積で決まる ①用途について 消防法令に規定する防火対象物には乙種と甲種の2種類があります。2つの違いは「建物の用途」と「面積」の関係性により変わります。 建物の用途は建物をどのように使用するかを言います。例えば「映画館」「カラオケ」「飲食店」「ショップ」「病院」「事務所」「住居」など様々な用途が存在します。これらの用途は誰でも使用できるものと […]

  • 2023.07.15

カラオケボックス、個室ビデオボックスに消防設備を設置するときに注意すること

久々にカラオケに関する依頼を受けましたので記事にしてます。カラオケボックス、個室ビデオボックスなど、個室ブースを提供するような施設に消防設備を設置する場合は少し厳し目の取り扱いをすることになります。 令別表第一 2項ニ カラオケ 個室ビデオ ネットカフェ マンガ喫茶 この方針は平成19年に起こったカラオケボックス火災が発端となり法令が改正されたことにより始まりました。その目的は、消防設備の設置を強 […]

火災予防条例による自動火災報知設備の付加設置基準に注意!

火災予防条例による自動火災報知設備の付加設置基準について 自動火災報知設備の設置基準は消防法施行令第21条により規定されています。設置基準については基本的に「用途」×「面積」で義務になるか否かが決定します。この基準は法令によるもののため日本全国の建物について適用されます。 ここで安心するのは少し早いです。都道府県及び市区町村は議会の議決に基づき条例を制定することができます。この条例には当然に消防設 […]

6階以上に病院、老人福祉施設、幼稚園が入居する場合は要注意【避難器具の設置について】

6階以上に福祉施設として入居する場合の注意点 建物使用する際、避難上の安全性を担保するために法令により避難器具を設置することになっています。避難器具は「用途」と「収容人数」の組み合わせにより設置する避難器具の種類と設置数が決まります。 避難器具の設置基準につきましては下記の記事をご参照ください。 今回は特に注意が必要な用途について書いていきます。その用途とは「病院」「老人福祉施設」「幼稚園」です。 […]

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