光電式2種と3種が一体化した火災感知器について【2信号式煙感知器】
自動火災報知設備についての業務を行っていると時たま珍しい機器に出会うことがあります。火災感知器は熱式、煙式、炎式があります。この3つの種類から更にいくつもの種類に枝分かれしており非常に多数の方式の火災感知器が存在しています。 今回は煙式の光電式スポット型感知器【こうでんしスポットがた】の2種と3種が一体化した『2種3種』について書いていきたいと思います。ワタクシ管理人もこの業界はベテランと言っても […]
自動火災報知設備についての業務を行っていると時たま珍しい機器に出会うことがあります。火災感知器は熱式、煙式、炎式があります。この3つの種類から更にいくつもの種類に枝分かれしており非常に多数の方式の火災感知器が存在しています。 今回は煙式の光電式スポット型感知器【こうでんしスポットがた】の2種と3種が一体化した『2種3種』について書いていきたいと思います。ワタクシ管理人もこの業界はベテランと言っても […]
自動火災報知設備と非常警報の関係 自動火災報知設備と非常警報の違い、補完関係についてのご質問をいただくことがあります。消防設備には大きく分けて『警報設備』『消火設備』『避難設備』があります。自動火災報知設備と非常警報設備は警報設備にカテゴライズされています。警報設備はベルやサイレンにて火災を周知させることを目的に作られている機器であります。 自動火災報知設備と非常警報は非常に似ている設備ですが役割 […]
今までワタクシたちが消防設備の工事をおこなうときに、現場監督さん、電気施工業者さん、ビル関係者の方から『火災報知器・押しボタンの高さ基準を教えてください?』と聞かれることがあります。 火災受信機、発信機、非常警報、その他警報関係の操作スイッチは、床面から『0.8m以上~1.5m以下』に設置するという決まりがあります。 ワタクシたちはさまざまな用途の施工を行っており、用途によって高さを使い分けていま […]
根拠となる法令条文について まず初めに感知器を設置する場所について書かれている根拠条文は消防法施行規則台23条4項になります。条文には「感知器は次に掲げる部分以外の部分で点検その他の維持管理ができる場所に設けること。」と書かれています。 次に消防法施行規則23条4項1号ハを見てみると「天井裏で天井と上階の床との間の距離が〇・五メートル未満の場所」と書かれています。この条文をかけ合わせると次のように […]
誘導灯はグレードの高い順にA、B、C級があります。その他誘導灯には、客席誘導灯、階段通路誘導がありますが今回は通常の誘導灯をテーマとするため客席、階段通路の2つは除外します。 誘導灯の設置基準では、B級でなければならないという『等級指定の設置基準』はありません。B級以上の誘導灯が必要である、という場合にA級とB級が使用可能となります。AとBの違いは、表示面の寸法がAが大きく、表示面が明るくなります […]
自動火災報知設備の火災感知器を設置する場合は感知区域についての決まり事があります。感知区域とは感知器が警戒できる区域の条件を言います。例えば、構造物の梁や垂れ壁があった場合、梁(はり)や垂れ壁の高さが基準値よりも大きい場合は、その区画が感知区域になり、区域外はまた別の感知区域になります。 感知区域は設置する火災感知器によって数値が異なっています。煙感知器の場合は梁下600ミリ、熱感知器の場合は梁下 […]
誘導灯は消防設備の避難設備に該当し、建物の在館者が安全に屋外に避難できるよう設置されている電気式の誘導標識です。避難口誘導灯は緑ベースにピクトグラムが描かれています。屋外への出入り口、直通階段の出入り口、避難口に通じる廊下や通路、防火扉の上部に設置されています。 避難口誘導灯は出入り口の頭上に設置され、避難口誘導灯を正面に見た場合、そのまま真っすぐの方向に避難口があります。まれに誘導灯の真下に避難 […]
特小自火報は特定一階段でも使用できる無線式感知器 特定小規模施設用の自動火災報知設備が使えると格段に費用を抑えることができます。この火災報知器は民泊や福祉施設で多く使用されています。また2024年の省令改正により使用できる用途が大幅に増え、今までは有線式の自火報が必要だった物件でも設置が認められるようになりました。この法令改正により使用できる用途の中には特定一階段等防火対象物も含まれています。 自 […]
火災報知機は大きく分けて3種類に分類されます。『自動火災報知設備』『特定小規模施設用』『住宅用』の3種類です。この3種類の火災報知機は法令の基準により使い分けています。 本来ビル全体に自動火災報知設備が必要であるにもかかわらず、内装工事やリフォーム時に天井裏に隠してしまったなどの理由で『住宅用火災警報器』が設置されていることがあります。住宅用火災警報器は自動火災報知設備ではなくあくまでも住宅用の火 […]
『連動制御盤と書いてある設備が設置されています。自動火災報知設備【火災受信機】と何が違うのでしょうか??』とお客様より質問をいただきました。連動制御盤は『防火扉』『防火シャッター』『防火ダンパー』『防炎スクリーン』『排煙垂れ壁』『排煙口』などを制御するために使用される建築設備です。 連動制御盤はこれらの防火・排煙を目的とする『防排煙設備』を動かすことを目的としており、自動火災報知設備は『火災を周知 […]