避難器具は多種多様なモノが存在しています。その中でも都市部の雑居ビルで非常に設置台数がおおい『緩降機・かんこうき』があります。 避難器具は設置する階により使用できる種類について制限がかけられています。例を上げてみると、避難ロープの場合は2階まで、吊り下げ式の避難はしごは3階まで使用することができます。 4階以上はどうなるのか??という問の答えがこの『緩降機』になります。緩降機にもいくつかの種類があ […]
消火器実器を使った放射消火訓練が可能な『訓練消火器』があります。この訓練用消火器は、消火薬剤の代わりに水を使用し、同時に空気を入れることで消火器と同様の状態で使用することができます。 空気は自電車や自動車のタイヤに入れる空気バルブ(アメリカ式)と同様の形状で、手動の空気入れやコンプレッサーで注入することができます。加圧する圧力は0.7MPa~0.98MPaで、実際の消火器と同じ圧力値となります。 […]
『エアゾール式消火器で簡単に消火できるのでしょうか?』『天ぷら火災は危険なので消火器は必要でしょうか?』と度々聞かれることがあります。実際の液体消火器と同じ薬剤を使用しているので『消えます』とお答えしているのですが、うまく表現することが難しいため今回の記事を書くことにしました。 一般家庭には消火器を設置する義務はありません。(※共同住宅で消防設備免除の代わりに各住戸に消火器を置いている場合を除く) […]
お客様から『タバコの煙で感知器が作動するか?濃度は??』という質問されることがあります。煙に反応する感知器なので答えは『作動します』となります。現在は受動喫煙を防止するための法律が制定され、2020年から飲食店内での分煙が義務化されました。 実際たばこで誤作動を起こすという状況は少なくなりつつありますが、今回はたばこの煙で『どれくらいの濃度』になったら火災感知器が作動するのかについて実験してみたい […]
火災感知器誤作動原因の1つとして、水が挙げられます。水が原因で発報してしまうような場合は、例えば配管から水が漏れて火災感知器にかかってしまった。豪雨によりクラックから水が回り込み機器類が濡れてしまったなどなど。今回は実際の火災感知器を使用して、直接水をかけ、どの部分が水に濡れると発報してしまうのかについてレポートしてみたいと思います。 水と感知器 感知器は大きく分けて熱・煙・炎の3種類があります。 […]
熱感知器に直接何かをぶつけると、火災発報することがあります。軽くぶつけたり何かが当たった程度で作動することはありませんが、『変形させた』『凹ませてしまった』場合にはほぼ発報することになるでしょう。※今回の記事に添付している画像タイプの熱感知器に限ります。サーミスタタイプの熱感知器は含みません。 外部打撃で発報する熱感知器 今回は弊社の実験用防災システムを使用して、実際に熱感知器に打撃を加えてどの程 […]
避難器具には一動作式で展開させなければならない場合があります。この決まりごとは、消防法施行規則第27条に記載されています。では、どのような場合に一動作式の避難器具が必要であるかというと、、 特定一階段防火対象物で下記のもの バルコニーがない 常時使用できる状態で設置されていない というような状況であります。今回は緩降機を中心に一動作式の避難器具について簡単にご紹介させていただきます。 第二十七条 […]
この度ワタクシどもタイムラン防災では、試験、実験に使用する目的で非常放送設備を購入いたしました。これをきに非常放送設備がどのように作動するのかをほんの少しだけご紹介させていただきます。 非常放送設備や自動火災報知設備の制御盤はビルの裏方の方々でない限り見ることはないでしょう。消防設備は建物に出入りする皆様が安心・安全に避難できるよう、さまざまな設備が設置されています。火災が起こったら作動する火災感 […]
火災通報装置【火通・かつう】の試験装置を使って、どのように火災通報装置が働き、消防署とのやり取りがなされるのかを点検・訓練を実施しました。 自動火災報知設備による連動、または火災通報ボタンの手動起動にて消防通報『119』を行います。通報がされると、あらかじめ録音しておいた音声情報『物件住所』『物件名称』を119番の通信指令室に伝えます。通話を終えると通信指令室から逆信が入ります。 火災通報装置 構 […]
副受信機は自動火災報知設備が作動したときに『どこで火災表示が出ているか』を確認する表示機です。火災受信機との違いは、ベル・サイレン等の停止スイッチがなく、各種試験や火災復旧操作ができません。副受信機自体の音響を停止するスイッチのみ設置されています。 対象の建屋や敷地が広く、管理人室・事務室などが複数ある場合や、同一敷地内に数棟建物があり火災受信機を共有しているような物件では、火災受信機の確認に時間 […]