ついに消防設備に関する届出書類に、届出者の押印が不要になりました。今までは関連する作業後にお客様より押印を頂いていました。今後はこの判子を押すという工程がなくなります。2020年12月25日から不要となったということもあり、我々にとって非常にありがたいクリスマスプレゼントとなりました。
書類は各消防関連申請に関する書類で、例えば『着工届』『設置届』『使用開始届』『工事計画届』『設備点検報告』『防火対象物点検報告』『防災管理点検報告』などです。
消防設備業務が非常にスムーズに行うことができるようになります。
消防設備に関するさまざまな手続き
各種用途によって提出する書類が異なります。今まではいずれの手続きも押印が必要でした。大きな組織の場合は押印をいただくまで日数がかかることもありましたが、この日数が『0日』となり、なかなかお客さんから押印がいただけない、と言う言い訳ができなくなるということでもあります。
各種手続きについて
着工届・設置届
消防設備を新規設置、移設、増設時に行う手続きです。
使用開始届・工事計画届
内装工事をする際に設計内容を一覧にした書類です。
消防設備点検報告書
消防設備点検の結果を一覧にした書類です。
防火・防災対象物点検結果報告書
防火防災対象物点検の結果を一覧にした書類です。
押印は不要でも届出者の記入は必要
今回押印が不要になりましたが、届出者欄に住所、氏名を記入する必要があります。法人の場合は法人と代表者や管理者を記載します。
すべてではありませんが、手続き自体も郵送で行えるようになりつつあります。自治体によっては設備点検報告は郵送OKでも防火対象物点検はダメなところもあるので、事前に管轄消防署に確認する必要があります。