漏電火災警報器の設置基準

漏電火災警報器の設置基準
変流器
分割型変流器

漏電火災警報器は『ラスモルタル』が使用されている建物で『用途』・『延べ面積』・『契約電流』の組み合わせで設置が必要かどうかが決まります。今ではラスモルタル構造の建物で作られている防火対象物が減ってきていますが、既存物件ではまだまだ現役バリバリの物件がたくさんあります。古民家や中古物件を手に入れたけど実は漏電火災警報機が必要ということがあるので注意が必要になります。

設置が必要になる条件

  • メタルラスが使用されている建物
  • 基準面積以上又は基準契約電流を超えるもの

メタルラスが使用されている構造の建物で、面積又は契約電流が消防法で定められている基準以上のものに設置する必要があります。

メタルラスは壁にモルタルを塗り込む施工法で、カベ一体に金属が張り巡らされている構造になっているため、漏電しラスに電気が流れ込んでしまった場合に火災の危険性があります。漏電火災警報器は漏電を受信するためのものでブレーカーを作動させるものではありません。

面積基準

漏電受信機
受信機の盤面

ラスモルタルの場合は用途を見ていきます。どの用途に該当するか確認後基準面積以上の場合は設置が必要になります。

防火対象物【令別表第一】特定用途は赤 延べ面積
劇場等  
集会場等 
1イ
1ロ
300㎡以上
キャバレー
遊技場
性風俗特殊営業
カラオケ・個室ビデオ
2イ
2ロ
2ハ
2ニ
300㎡以上
料理店
飲食店
3イ
3ロ
300㎡以上
物品販売・百貨店 300㎡以上
旅館・ホテル
共同住宅など
5イ
5ロ
300㎡以上

・避難介助が必要な病院 ※1
・避難介助が必要な診療所 ※1
・上記2つを除く病院/診療所・有床助産所

・無床診療所/無床安産所

6イ1
6イ2
6イ3


6イ4

300㎡以上

老人短期入所施設

老人デイサービス

特別支援学校

6ロ


6ハ


6ニ

300㎡以上

学校など 500㎡以上
図書館 500㎡以上
蒸気浴場
一般浴場
9イ
9ロ
150㎡以上
車両停車場 10 500㎡以上
神社など 11 500㎡以上
工場
スタジオなど
12イ
12ロ
300㎡以上
車庫など
航空機などの格納庫
13イ
13ロ
倉庫 14 1,000㎡以上
前項以外【事務所・美容室など】 15 1,000㎡以上
複合用途【特定用途が入居】 16イ 特定用途
合計面積
300㎡以上
複合用途【特定用途が入居なし】 16ロ 各用途基準
地下街
準地下街
16・2
16・3
300㎡以上
文化財 17 全部
アーケード 18

契約電流基準【面積が基準未満の場合】

ブレーカー
100Aブレーカー

基準面積未満でも契約電流が基準値を超える場合は設置が必要になりますので注意が必要になります。

防火対象物【令別表第一】特定用途は赤 契約電流
劇場等  
集会場等 
1イ
1ロ
50Aを超える
キャバレー
遊技場
性風俗特殊営業
カラオケ・個室ビデオ
2イ
2ロ
2ハ
2ニ
50Aを超える
料理店
飲食店
3イ
3ロ
50Aを超える
物品販売・百貨店 50Aを超える
旅館・ホテル
共同住宅など
5イ
5ロ
50Aを超える

・避難介助が必要な病院 ※1
・避難介助が必要な診療所 ※1
・上記2つを除く病院/診療所・有床助産所

・無床診療所/無床安産所

6イ1
6イ2
6イ3


6イ4

50Aを超える

老人短期入所施設

老人デイサービス

特別支援学校

6ロ


6ハ


6ニ

50Aを超える

学校など
図書館
蒸気浴場
一般浴場
9イ
9ロ
車両停車場 10
神社など 11
工場
スタジオなど
12イ
12ロ
車庫など
航空機などの格納庫
13イ
13ロ
倉庫 14
前項以外【事務所・美容室など】 15 50Aを超える
複合用途【特定用途が入居】 16イ 50Aを超える
複合用途【特定用途が入居なし】 16ロ 50Aを超える
地下街
準地下街
16・2
16・3
文化財 17
アーケード 18

設置工事について

漏電火災警報器の設置は消防設備であり『消防設備士乙種7類』の資格が必要になります。設計前に消防署と打ち合わせ、設置後は『設置届』を提出する必要があります。

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