弊社は様々なケースの消防設備業務を行っています。ときにはビルの改修、ときには内装工事、ときには緊急工事などなど。内装工事で当番する場合は石膏ボードを取り扱います。とはいえ石膏ボードは専門の業者さんが入っているので我々が工事するわけではないのですが、消防設備を設置するときに開口を空けることや、空けた場所を間違えたりする場合は補修をするための埋戻しを行います。今回はボードの取扱訓練をレポートしてみたいと思います。
開口編
ボードを開けるための訓練で行う手順
- 墨だし【開ける開口をボードに下書き】
- 開口をあける
シンプルな2工程になります。
ボード開口はなれるまでが勝負
石膏ボードの厚みは9.5mm・12.5mmのものがよく使われています。穴空けの作業はボードカッター、まわし引きなどの工具を使用します。実際に開口を開けること自体はさほど力が必要なわけではないので難しいことではありません。しかし、開口が高い位置であったり、タテ、ヨコ、円をさまざまな体制であけることになるため意外と慣れるまでが大変だったりします。筋肉痛になります。
で、開口を空けていくわけですが、切ったボードは失敗したときに穴埋めで使用する場合がありますのでとっておくとよいでしょう。そのまま穴を塞ぐために使用することができます。
同じ作業を繰り返すことで作業にかかる時間があっというまに短くなります。実際に現場で覚えられる作業ではありますが集中的に行えば迷うことなくサクッと作業をこなすことができますので弊社では積極的に行っています。
四角の次は円形にカットしていきます。現場ではフリーホルソーという円形を開けるためのカッターをドリルに装着して5秒程で開けることができますが、ココでは全てまわし引きを使ったトレーニングメニューで実施していきます。
穴埋め・補修編
次に空けた穴を埋めていく作業です。空いた穴を塞ぐためにはまず角を削る『面取り』を行います。出っ張ったところをカッターできれいに切っていきます。
次に埋め込むために使用するボードの面取りも行います。円の場合は多少切りにくい場合がありますがとりあえずきれいにできなくてもOKなので角や尖った部分をなくすようにすれば大丈夫です。
ボードを固定するために木や軽量鉄骨なのを入れます。
下に固定する骨組みになるので状況に応じてボードの左右で高さが変わったりまた、歪まないようにしっかりと取り付けることが必要になります。
きれいに面取りししっかりと取り付けることができたらボードのスキマにパテを入れていきフラットになれば、クロスや塗装が可能になります。