- 2019.12.19
令8区画とは
消防実務に従事しているとたびたび『令8区画』という言葉を耳にします。令8(れいはち)とは『消防法施行令第8条』に規定されている防火区画のことを指しています。令8区画に該当する場合は区画を隔てて別の防火対象物とみなされるので、区画面積が小さい場合は消防設備の設置義務が生じないということがおこります。 令8区画とは 第八条 防火対象物が開口部のない耐火構造(建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造をい […]
消防実務に従事しているとたびたび『令8区画』という言葉を耳にします。令8(れいはち)とは『消防法施行令第8条』に規定されている防火区画のことを指しています。令8区画に該当する場合は区画を隔てて別の防火対象物とみなされるので、区画面積が小さい場合は消防設備の設置義務が生じないということがおこります。 令8区画とは 第八条 防火対象物が開口部のない耐火構造(建築基準法第二条第七号に規定する耐火構造をい […]
消防設備には『火災通報装置』という消防署へ自動的に通報可能なシステムがあります。今回は通称『火通・かつう』について書いていきます。 消防設備点検をしているときお客様より火災報知機は消防署とつながっていますか?と聞かれることがあります。みなさま誤作動があった場合に消防車が来てしまうことを心配しているようです。実際のところ火災報知機が作動しても消防署とはつながっていない場合がおおく自動的に消防署が来る […]
自動火災報知設備の施工をする場合4芯工事で施工する方法と2芯工事で行う場合があります。どちらで施工しても構いませんが4芯工事で行う場合はが一般的なような気がします。 2芯工事4芯工事を理解しよう 火災感知器が作動する原理 火災感知器を制御する配線はL【ライン】とC【コモン】の2つの種類になります。このLCは火災受信機の端子から配線で送られてきたもので、各階に設置してある総合盤【機器収容】を経由して […]
火災感知器は消防法令によりどこに何を何個設置する、というような基準が明確に決められています。自動火災報知設備がある物件で天井までの間仕切りがある場合は火災感知器の設置が必要になります。 未警戒とは 未警戒(みけいかい)は自動火災報知設備の火災感知器が本来必要であるにもかかわらず、設置されていない状態。火災の警戒が未の状態のことを言います。消防法令では未警戒という言葉がしばしば出てきます。火災感知器 […]
現地調査いわゆる現調。建物がどのくらいの大きさで、収容人数がどれくらいなどなど、物件を事前に調べてどのような設備がどれだけ必要なのか、どのように施工していくかを調査します。 現地調査の内容 何を調査するか 事前に調査するに当たり下記について見ていきます 現在設置されている設備チェック 既存の設備が使えそうかチェック 今後必要になる設備をチェック になります。大抵の場合物件の大きさに応じて予め必要な […]
『すみませんタイムランさん!火災感知器があるのですが自分たちで撤去してもよいものでしょうか??』と毎月ご注文をいただくお客様がいらっしゃったので参考記事を書くことにしました。 火災報知器は大きく3つに分けることができます。自動火災報知設備用、特定小規模施設用、住宅用火災警報器用の3つです。自動火災報設備は消防設備士甲種4類の資格が必要になり、特定小規模、住宅用は資格は必要ありません。 使用用途や面 […]
店舗を出店、改装工事をする場合は消防法で決めらている基準通りに施工し、完了したら消防署による検査を受けることになります。中には『まあいいか、、、』と検査を受けずにオープンするという方もいらっしゃると思います。その場合、半年に1回あるビルの消防設備点検や1年に一度の防火対象物点検にて『設備がしっかり設置されているかどうか』『消防検査を受けているか』どうかが発覚するすることになってしまいます。生命を守 […]
自火報の警戒場区域をまとめるには 原則は1フロア1回線です 自動火災報知設備を新規に設置する場合はまず、警戒区域の設定を行い火災受信機の回線数を決めることから始まります。設置する対象物がエレベーター付き、300㎡の5階建て、と仮定すると通常「P型1級10回線」を使用することになります。警戒区域を割り振ると以下になります。 警戒番号 警戒区域名 床面積 ① 1 階 60㎡ ② 2 階 60㎡ ③ 3 […]
今回のミッションは鉄骨3階建ての既存建物に自動火災報知設備を新規に取り付けるという作業になります。 弊社は年間数多くの消防設備新設設置工事、既設改修工事を請け負っております。その中でも特に多い設備が自動火災報知設備になります。 火災報知器は数ある消防設備の中でも設置義務にかかる場合が多く、間仕切り変更による移設や増設工事が発生することが多々あります。 今回のご依頼は「特定一階段防火対象物に該当し消 […]
民泊の消防設備工事をやってみた 今回は民泊に伴う消防設備の工事についての内容です。来日旅行者は増える一方でまだまだ旅館業施設が不足しているというのが現状です。そこで手軽に始められる民泊を自身でやってみたいという方が多くいらっしゃいます。今回は民泊についての記事を書いていこうと思います。 民泊は住宅宿泊事業法に基づいて、都道府県(保健所)と消防署の2つの行政機関が設ける要件に適合さなければなりません […]