エレベータ用の防火設備【竪穴区画】

エレベータ用の防火設備【竪穴区画】

建築物には防火区画と言って火災が起こっても簡単に燃え移らないように様々な方法が取られています。防火区画は防火のための区画です。

エレベーターで火災が起こってしまったら上階まであっという間に火が広がってしまします。そのために火が簡単に入らないような仕組みを撮っているのです。

画像の防火設備はレアで最近は見られなくなってきました。
近年ではエレーベーターの扉自体が特定防火設備の役割をしているためごっつい設備を設ける必要がなくなりました。

特定防火設備のエレベーター扉

エレベータ自体が特定防火設備として認められている場合はこのようなシールが貼ってあります。

どのように防火扉が作動するのか

防火扉は常に閉めている場合と閉じている場合があり、今回のパターンは空いた状態で保たれています。
業界では【常時開、常開】という人が多いです。設備やさんとかに「常開で使いたのですがなんかいい方法ありますか?」と聞いてみると、この人少し知っているな(汗)と緊張感を与えることができるかもしれません。

話を戻します。常時空いている防火設備は通常煙感知器と連動し電気制御により防火扉を自動的に閉めます。使用する煙感知器は3種というもので、通常自動火災報知設備で使用している2種に比べて感度が鈍くなっています。

3種煙感知器
3種の煙感知器

3種の感知器には外から見てわかるように赤い丸印があります。
この感知器に煙を入れると制御盤を経由して防火設備に信号が入り防火扉が自動閉鎖します。制御盤は連動制御盤とか連動操作盤というもので、単体のものと、火災受信機と一体型の複合受信機があります。

連動制御盤
単体の連動操作盤

作動した場所が点灯し防火設備が閉まります。2階と3階の煙感知器が作動し扉が2枚閉まっている状態です。

竪穴区画の種類

  • 階段
  • 吹抜
  • エレベーター
  • ダクトスペース  などなどの竪穴

この竪穴は45分準耐火構造【床・壁】として開口部は特定防火設備て区画しなければなりません。今回の防火設備は竪穴区画の開口部のため特定防火設備として設置されています。

でも、店舗とかの吹き抜けとか3階建てとかの住宅はどうなるの??
という質問も出てきます。その場合は下に書きます。

竪穴区画が免除される部分

まず、3階建てまでの一軒家【200㎡以内】、長屋【200㎡以内】、共同住宅のメゾネット部分、併用住宅の住宅部分。兼用住宅とは事務所と住宅が一緒になったもの。

次に、内装仕上、下地を不燃材料とし、1階~2階、地下1階~1階の竪穴区画です
よく店舗とかではこの手法が使われています。
大き施設でも吹き抜けはありますがその場合には、防火シャッターがぎっしりと設置されているので見てみてください。

まとめ

新築物件は確認申請をするため問題ありませんが、既存物件の改修で竪穴区画が崩れてしまっている場合があるのでご注意くださいませ。

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