高所の煙感知器を交換してみた

高所の煙感知器を交換してみた

高所に設置された煙感知器を交換してきました。一般的に使用する煙感知器【光電式スポット型2種】は高さ15mメートルまで設置することができます。火災感知器は高さが高くなるにつれて面積あたりの設置個数が多くなります。

高天井の場合はスポット型とは別の【光電分離型】という広範囲の煙感知器が使用されることがありますが、今回の現場ではスポット型のものでした。高所の場合は足場を組んだり、高所作業車による作業となりますが、今回の場合はキャットウォーク上に感知器があったので助かりました。

高所の煙感知器を交換

いつも取引していただいているIさんから連絡がありました。
「改修工事やってて床を削ってたら配管があってそのまま線を切ってしまって・・・」
後ろではベルがリンリン鳴なっているので状況はすぐ把握できたのですが、、、

今回の作業手順は下記の通り

  • 受信機機能の一部停止
  • 動かない感知器の特定
  • 感知器を見つけ新規配線
  • 器具つけ
  • 試験

順に実施していきます。

火災受信機機能を一部停止

P型1級火災受信機操作部
火災受信のスイッチ類

受信機表示と警戒区域図を照らし合わせどこのエリアの感知器に異常が出ているのかを確認します。実際の火災で発報していると大問題なので、火災でないことを確認する必要があります。

現場が非火災であることが確認できたので、受信機機能の一部を停止します。停止する機能はというと

  • 地区音響停止
  • 主音響停止
  • 防排煙連動停止
  • 警備会社連動停止
  • その他連動停止

非常放送は非常ベルの設置で自火報との連動はありませんでした。
参考記事:非常放送設備の紹介・実機による作動内容と使い方

今回は管理人さんが常駐している現場であるためすべて実施済ですぐ作業に入ることができ大変助かりました。ありがとうございます。

動かない火災感知器を特定する

高所のキャットウォーク画像
感知器を探し中

火災感知器の配線が切れてしまたたの動かないセンサーがあります。その感知器はどれかを特定する必要があります。自動火災報知設備の警戒面積は600㎡【※1】までという決まりがあるのでこの範囲内の火災センサーを全て試験してあぶり出していきます。【※1主要な出入り口から見通すことができる場合は1000㎡以下とすることができる】
今回は運良く1台のみでした。自慢じゃないですが私達は基本的にツキがあるので大きいことにならずにすむ場合が多いです笑。。
でも、その場所が高所で足がスクミます。。幸いキャットウォークがあったので猫足でビビりながら進みます。。

特定できたら元ある配線を引き換える

天井設置の光電式煙感知器

配線はAE線、OP線、メーカーによって呼び名が変わりますが私達はOP線【沖電気】の配線が好きなのでOPを使用しています。色がタラコマヨネーズみたいな感じで気に入っています。
再配線はもともとあった金属配管が使えたので楽ちんです。
おおよそ30mくらい配管の中を通って動かない火災感知器に配線を送り込みます。

器具を設置したら試験

加煙試験機による作動試験
煙を入れる


火災表示窓のイメージ画像

うまいこと接続できました。
ということで試験をすることにします。 いつものタイムラン煙棒【能美防災社製】を使用し煙を加えていきます。作動した合図として火災感知器側には赤いLEDランプが点灯【旧式は黄色いランプだったり】、火災受信機には警戒エリアが表示されます。なからず同時に作動しますので、どちらかしか作動していない場合は機械の故障か球切れなのでチェックが必要です

まとめ

  • 火災受信機の警戒区域図でエリアを確認
  • エリア内の感知器チェック
  • 配線を引き換えて試験をする
  • 受信機を元通りに

参考記事:断線の仕組みと対処法
参考記事:緊急事態!火災報知器の誤作動よくある原因

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