長時間タイプの誘導灯が必要な施設

長時間タイプの誘導灯が必要な施設

誘導灯は通常ものであれば何らかの理由でブレーカが落ち停電した場合20分以上点灯できるように設計されています。しかし大規模施設などでは20分の避難時間では足りず60分以上点灯が可能な容量が必要とされています。

2種類の誘導灯(20分型と60分型)

長時間点灯の誘導灯が必要とされる場所

フラッシュランプ付きの誘導灯

長時間タイプの誘導灯が必要とされている場所は下記の通りです。また避難口誘導灯、通路誘導灯以外で『階段通路誘導灯』も60分タイプのものを設置する必要があります。

  • 延べ面積5万㎡以上
  • 地階を除く階数が15以上あり、かつ延べ面積3万㎡以上
  • 地下街で延べ面積1,000㎡以上
  • 地下駅舎(乗降場、階段、通路など)

面積が広かったり、地下であったりする場合は通常階と比べて安全に避難することが困難となります。なので余裕をもって安全に避難できるよう長時間タイプの誘導灯を設置するという決まりになっています。通常このような施設は建物の指定業者の消防設備士が設置する場合がほどんでしょうから間違って20分タイプのものを付けてしまったということはないことでしょう。

本体の価格も20分モノと60分モノは2倍ほど違います。20分タイプでいいのに間違えて60タイプのものを買ってしまわないようにご注意くださいませ。

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