本日私たちタイムラン防災は、当ブログ管理人が代表を務める【タイムラン行政書士事務所】を開設させていただきました。消防設備の施工から既存物件まで、様々な現場を知る現役消防設備士が現場サイドで問題を解決いたします。
今まで培ってきた経験、消防関係法令、防火管理業務の知識を活かし、現場目線で消防行政、建築関係に特化した行政書士法務サービスをご提供いたします。
事務所開設の経緯
消防設備士独占業務の限界
消防設備の整備、工事は「消防設備士」の独占業務ということで、ビル関係者から報酬を得て、消防点検報告書、工事の着工届、設置届の作成、届出代行が認められています。認められているといより、報告書に担当した設備士や点検資格者の名が記載されるため、代行というよりも点検工事業務の当事者として書類の作成し自ら届出ることが可能です。
一方で、当事者でない者がした消防点検報告の作成、工事後の届出、その他防火管理関係書類の作成代行には「行政書士の独占業務」と思われ、消防設備業者が届出代行をする点に関し争いがあり曖昧となっていました。
合法とは言い切れない以上、私たちはその問題をクリアにし堂々と胸を張ってサービスを提供したいと考えたことが設立の経緯です。
第一条の二
行政書士法
行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類(その作成に代えて電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)を作成する場合における当該電磁的記録を含む。以下この条及び次条において同じ。)その他権利義務又は事実証明に関する書類(実地調査に基づく図面類を含む。)を作成することを業とする。
今後の展望について
今後の事務所展開につきましていくつか計画がありますが、地道に足下を固め、自社の受け入れる体制が整い次第、受注できるサービスを増やしていければと考えております。現段階では下記のご依頼を請けいたします。
防火管理者関係書類、消防計画作成届出代行

防火管理関連の届出に関し「内容や書書類の作成方法が分からない」「忙しくて防火管理業務まで手が付かない」「消防訓練ができず、書類も出せていない」等、数多くのご相談を受けてきました。今まではひな形を消防庁のサイト案内やひな形を提供して対応しておりました。
もし今後このようなご相談に関しましてはタイムラン行政書士事務所がお客様の代わりにこれらの手続きを代行してご依頼をお受けいたします。
消防査察後の事後処理
消防査察による指摘事項で、大量に是正項目がある場合、既存の消防設備業者では、点検業務、工事改修業務のみの対応となることがほとんどかと思います。
書類の作成・代行をする場合については、行政書士として登録した者が行うものとされており、資格者でない物が行なった場合は行政書士法に接触いたします。タイムラン防災では、これらの問題点をクリアし一括し迅速に解決することが可能です。
- 消防設備点検を実施すること
- 防火対象物点検を実施すること
- 自動火災報知設備を設置すること
- 屋内消火栓を設置すること
- 避難器具を設置すること その他
- 防火・防災管理者選任届
- 統括防火管理者選任届
- 消防計画
- 全体の消防計画
- 自衛消防訓練通知書
- 防火対象物使用開始届
- 消防設備設置届
私くしごとですが
ワタクシ管理人は、消防設備の仕事を初めた2005年頃から「いつかは行政書士事務所を持ち消防設備業務をしたい」考えていました。業界に入った当初「消防設備の仕事を一通りこなせること」が第一目標で朝から夜まで色々な現場に首を突っ込み多くの失敗を重ねながら楽しい日々を過ごさせていただきました。
修行開始から6年が経過し、それなりに自信がついたこともあり、「株式会社タイムラン」の営業を開始、多くの方々に支えられながら、なんとか業務を継続していくことができました。
そして、2019年コロナ元年を迎え、自粛や仕事の延期、お客様の事業投資の断念等により今まで味わったことのない絶望を経験しました。しばらくの間、仕事が激減しましたが今まででは考えられないほどの可処分時間が手に入りました。
そこで、当ブログ「タイムラン防災と申します」を1年かけて作り込み、2年目から行政書士の学習を開始し念願の合格を手にすることができました。
今まで支えになってくださった皆様、本当にありがとうございます。今後とも「株式会社タイムラン」「タイムラン行政書士事務所」を何卒よろしくお願いいたします。